インプラントかブリッジか?比較表や迷った際の判断基準まで紹介

インプラントかブリッジか?比較表や迷った際の判断基準まで紹介

「インプラントかブリッジかの特徴の違いが知りたい」

「インプラントとブリッジのメリット・デメリットが知りたい」

「インプラントとブリッジのどちらが自分に最適な治療か知りたい」

歯を失った場合、「インプラント」「ブリッジ」「入れ歯」の3種類の治療方法があります。

しかし、入れ歯は「金属が目立つ」「噛む力が弱い」などの理由から、インプラントかブリッジかどちらか最適な治療を受けたいとお考えなのではないでしょうか。

インプラントかブリッジかを選択するうえで、治療方法や外科手術の有無、健康な歯への影響や咀嚼力などさまざまな違いがあります。

本記事では、「インプラントとブリッジの違いやメリット・デメリット」を紹介します。

インプラントとブリッジで迷った際の判断基準まで紹介しているため、ぜひ最後までご覧ください。

インプラントとブリッジの違い【比較表】

インプラントとブリッジの違いを比較表にまとめました。

比較項目 インプラント ブリッジ
治療方法 顎の骨に人工歯根を埋め込み、そのうえに人工歯を装着 隣接する健康な歯を削り、橋渡しのように人工歯を装着
外科手術の有無 必要 不要
隣の歯への影響 健康な歯を削らない 両隣の健康な歯を削る必要がある
咀嚼力 天然歯とほぼ同等 天然歯よりやや劣る
審美性 高い 保険適用の場合、金属が目立つ場合がある
寿命 約10年以上 約7~8年
治療期間 約6カ月~1年 約1~2カ月
費用(1本あたり) 自費診療で高額

※30万~50万円程度

保険適用で安価

※1万~2万円程度

メインテナンス 定期的な歯科医院でのチェックが必要
適応条件 骨の状態が良好であることが必要 両隣の歯が健康で支台歯として機能する必要がある

インプラントかブリッジか迷った際に確認すべき判断基準

インプラントかブリッジか迷った際に確認すべき判断基準は、以下の4つです。

  • 口腔内・全身の健康状態
  • 治療費・保険適用の有無
  • 治療期間・通院回数の頻度
  • 平均寿命の長さ

それぞれ解説します。

口腔内・全身の健康状態

インプラント治療を検討する際、口腔内および全身の健康状態は重要な判断基準です。

顎の骨の健康状態や全身疾患の有無、歯周病の進行具合などが、治療の成功率やリスクに大きく影響します。​

たとえば、糖尿病や高血圧などの疾患や喫煙習慣がコントロールされていない場合、治癒不良や感染症のリスクが高まります。​

インプラント治療を受ける前に、全身の健康状態について十分に検査し、必要な治療や改善をおこないましょう。

治療費・保険適用の有無

インプラント治療は、基本的に保険が適用されないため高額ですが、以下の条件を満たす場合に保険適用となる場合があります。 

  • 事故や外傷による顎骨の損失
  • 先天性疾患
  • 腫瘍や病気による顎骨の損失
  • 医療機関が大学病院や大規模な総合病院である

一方、ブリッジ治療は保険を適用しておこなえるため、費用面での負担が軽減されます。 

ただし、治療の選択は費用だけでなく、口腔内の状態や長期的な健康維持の考慮が重要です。

治療期間・通院回数の頻度

治療期間・通院回数の頻度は、インプラントとブリッジや、個人の健康状態などによって異なります。

基本的にブリッジ治療は手術が不要なため、インプラント治療よりも治療期間が短く、通院回数も少ないです。

しかし、長期的に見ると、インプラントはブリッジよりも咀嚼力や審美性、平均寿命など優れている点が多くあります。

歯科医師と相談のうえで、自身に適した治療法を選択するのがおすすめです。

平均寿命の長さ

インプラントは骨と結合し、適切なケアをおこなうことで「約10年以上」の平均寿命が期待できます。​

一方、ブリッジは隣接する歯への負担が大きく、平均寿命が「約7〜8年」と比較的短くなる傾向があります。​

どちらも定期的なメンテナンスは必要ですが、長期的な寿命を重視したい方はインプラントがおすすめです。

インプラントのメリット・デメリット

インプラントのメリット・デメリットを、それぞれ紹介します。

インプラントのメリット

インプラントのメリットは、以下の5つです。

  • 健康な歯に負担をかけない
  • 自然な歯とほぼ同様の噛み心地を得られる
  • 見た目が天然歯に近い
  • 骨の吸収を防止できる
  • ブリッジや入れ歯よりも寿命が長い

ひとつずつ解説します。

健康な歯に負担をかけない

インプラントは、健康な歯に負担をかけない治療法です。​

インプラントは顎の骨に直接埋め込むため、隣接する健康な歯を削る必要がありません。​

一方、ブリッジでは隣の歯を削る必要があり、健康な歯を守るためにはインプラントが適しています。

自然な歯とほぼ同様の噛み心地を得られる

インプラント治療は、自然な歯とほぼ同様の噛み心地を得られます。​

インプラント本体を顎の骨に直接埋め込むため、食事中の違和感の軽減が可能です。

インプラントは、周囲の歯に対して負担をかけず、長期間使用しても快適な使用感を実感できます。

見た目が天然歯に近い

インプラントは、歯科用セラミックやジルコニアなどの素材を使用することで、天然歯に近い色合いや質感の再現が可能です。​

歯茎との調和を考慮したデザインが可能なため、周囲の歯とのバランスを考慮し、見た目の美しさを追求できます。

さらに、適切なケアをおこなうことで、長期的な見た目の維持ができます。

インプラントの見た目については、下記の記事で解説しています。

詳細は「インプラントの見た目は自然?不自然さに影響する3つのポイントを解説」をご覧ください。

骨の吸収を防止できる

インプラントは顎骨に直接埋入されるため、骨の吸収を防ぐ効果があります。​

歯を失った部分の骨に負荷がかからない場合、骨の吸収が進行する場合があります。

しかし、インプラント治療により、噛む力が骨に伝わることで将来的な骨の維持が可能です。​

ブリッジや入れ歯よりも寿命が長い

インプラントは、顎骨と直接結合することで、天然歯のような安定性や寿命の長さがあります。

基本的に生体親和性の高いチタン製で製作されており、咀嚼力も天然歯に近く、長期的な寿命を重視したい方にもおすすめです。

厚生労働省の調査では、インプラントの10〜15 年の累積生存率は上顎で約90%程度、下顎で94%程度という結果も出ています。

適切なメンテナンスをおこなうことで、長期間にわたり機能を維持できます。

引用元: 厚生労働省委託事業「歯科保健医療情報収集等事業」歯科インプラント治療のための Q&A

インプラントのデメリット

インプラントのデメリットは、以下の3つです。

  • 外科手術が必要である
  • 治療期間が長い
  • 費用が高額になる

それぞれ解説します。

外科手術が必要である

インプラント治療には、外科手術が必要です。

手術は局所麻酔でおこなわれることが一般的ですが、治療における一定のリスクと負担がともないます。

手術後は腫れや痛みが生じ、数ヶ月の治癒期間が必要なため、生活制限やアフターケアが重要です。

歯科医師と相談のうえ、外科手術におけるリスクや負担を十分に理解し、治療を検討しましょう。

治療期間が長い

インプラント治療は治療期間が長いため、負担となる場合もあります。​

インプラント治療は、自然な治癒を待つ必要もあり、骨との結合に時間がかかります。​

​通常、インプラント体と顎の骨が結合するまでに「3〜6カ月」程度の期間が必要です。

治療の進行状況によってはさらに時間がかかるため、 ​生活への影響を十分に理解し、歯科医師と相談のうえで治療を決めましょう。

費用が高額になる

インプラント治療は保険適用外の自由診療であり、高額な費用がかかります。​

インプラントの1本あたりの費用相場は、「30万〜50万円」程度です。​

インプラント治療にかかる費用の内訳は個人の状況によって異なりますが、基本的には以下の項目が含まれます。

  • 検査・診察
  • インプラント本体
  • 人工歯の製作
  • 手術
  • 定期的なアフターケア

さらに、顎の骨が不足している場合、骨造成手術などが追加で必要となる場合もあります。

検査結果を以て、歯科医師へよく確認をおこないましょう。

インプラント治療の保険適用については、下記の記事で解説しています。

詳細は「インプラント治療は医療保険の対象になる?費用を抑える方法を解説」をご覧ください。

ブリッジのメリット・デメリット

ブリッジのメリット・デメリットを、それぞれ紹介します。

ブリッジのメリット

ブリッジのメリットは、以下の3つです。

  • 外科手術が必要ない
  • 治療期間が短い
  • 保険診療が適用される

ひとつずつ解説します。

外科手術が必要ない

ブリッジ治療は、失った歯の両隣の歯を削って連結した人工歯を装着する方法で、外科手術が不要です。​

インプラント治療の場合、顎の骨に人工歯根を埋め込む外科手術が必要ですが、ブリッジ治療であれば外科的な処置をとりません。

ブリッジは治療後の痛みや腫れを軽減でき、回復も早いため、外科手術を避けたい方に適した治療方法となります。

治療期間が短い

ブリッジ治療は、インプラントと比べて治療期間が短いです。​

初回で歯の削りと型取りをおこない、2回目で仮歯を装着し、最終的にブリッジを固定します。​

ブリッジ治療は外科的な手術がなく、通院回数も少なく済むため、​治療期間を短縮したい方におすすめの治療法です。

保険診療が適用される

ブリッジ治療は、保険診療が適用されるため、経済的な負担を抑えて治療を受けられます。

​保険適用のブリッジ治療の費用相場は、1本あたり「1万〜2万円」程度です。

自費診療のインプラント治療の費用相場は、1本あたり「30万〜50万円」程度のため、自己負担額を大幅に減らせます。​

保険適用のブリッジ治療は、経済的な負担を抑えたい方にとってはおすすめの選択肢です。

ブリッジのデメリット

ブリッジのデメリットは、以下の3つです。

  • 隣接する健康な歯を削る必要がある
  • 支台歯に負担がかかる
  • 寿命が比較的短い

それぞれ解説します。

隣接する健康な歯を削る必要がある

ブリッジ治療では、支台歯を形成するために、欠損部位の両隣の健康な歯を削る必要があります。​

ただし、健康な歯の表面を削ることで歯の強度が低下し、将来的にクラウンや根管治療が必要となるケースもあります。​

歯の健康を維持し、将来的に再治療をおこなうリスクを避けたい方は、インプラントなど健康な歯を削らずに済む治療法などを検討しておきましょう。

支台歯に負担がかかる

​ブリッジ治療では、欠損部位の両隣の健康な歯(支台歯)に過度な負担がかかります。​

支台歯はブリッジの全体の力を支える役割があり、歯への負担も大きいです。​

また、​過度な力がかかり続けると、支台歯の摩耗や破折、歯周病のリスクが高まります。​

一方インプラント治療は健康な歯を削らないため、歯に負担をかけずに治療が可能です。

自身の歯の健康を守りたい方は、インプラントなどの歯を削らない選択肢も検討してみましょう。

寿命が比較的短い

ブリッジ治療の平均寿命は「約7〜8年」のため、インプラントと比較すると短いです。​

​支台歯の健康状態や歯周病、噛み合わせの問題など、さまざまな要因がブリッジの寿命に影響を与えます。​

ブリッジ治療によって、健康な歯にも過度な負担がかかり、平均寿命が短くなる場合があります。​

長期的なコストパフォーマンスを考慮すると「インプラント」がおすすめ

長期的なコストパフォーマンスを考慮したい方は、「インプラント」がおすすめです。

インプラントは自然な噛み心地や見た目だけでなく、生活の質を向上させます。

また、適切なメインテナンスをおこなうことで「10年以上の寿命」が期待できます。

インプラントは平均寿命はブリッジの「約7〜8年」と比べても、長期的に使用が可能です。

ブリッジは支台歯の状態や噛み合わせの変化で、再治療や調整が必要な場合があり、追加費用が発生するケースもあります。

一方インプラントは通常の歯と同様のケアができるため、特別な手間や追加費用を抑えたい方にもおすすめします。

まとめ

インプラントとブリッジは、治療方法や外科手術の有無、健康な歯への影響や咀嚼力などさまざまな違いがあります。

ただし、見た目や寿命など長期的なコストパフォーマンスを考慮する場合は「インプラント」がおすすめです。

久喜総合歯科では「毎週月曜日、水曜日、土曜日」に、インプラントを検討している方を対象とした無料相談会を実施しております。

また、インプラントをはじめ、入れ歯や審美歯科など、患者さんの状態に適したご提案・治療をおこなっております。

もし費用負担をできるだけ軽減しながら、安心して自身に最適な治療を受けたい方はぜひお気軽にご相談ください。

久喜の歯医者|久喜総合歯科

日付:  カテゴリ:ブログ

インプラントやめとけと言われる理由と後悔しないための歯科の選び方

「インプラントやめとけと言われる理由は?」

「インプラント以外の選択肢と特徴も知りたい」

「インプラントで後悔しないための歯科の選び方が知りたい」

インプラント治療の失敗リスクや実際のダメだった経験談を聞いたことで、「自分もインプラント治療はやめといた方がいいかな…」と不安や恐怖心を感じてしまっているのではないでしょうか。

インプラント治療を「やめとけ」と言われる理由には、外科手術のリスクや自由診療による高額な治療費などが挙げられます。

本記事では、「インプラントやめとけと言われる理由とインプラント治療を避けた方が良いケース」を紹介します。

インプラントで後悔しないための歯科の選び方まで紹介しているため、ぜひ最後までご覧ください。

インプラント治療を「やめとけ」と言われる理由

インプラント治療を「やめとけ」と言われる理由は、以下の5つです。

  • 外科手術のリスクと体への負担がある
  • 自由診療により治療費が高額になる
  • 治療期間の長さと通院の手間がかかる
  • 術後のメンテナンスの手間がかかる
  • インプラント周囲炎のリスク​がある

それぞれ解説します。

外科手術のリスクと体への負担がある

インプラント治療は外科手術をともなうため、一定のリスクと体への負担があります。​

​たとえば、下顎には重要な神経や血管が通っており、損傷すると麻痺や出血などの症状が現れやすいため注意が求められます。​

また、高血圧や糖尿病などの全身疾患がある場合は手術のリスクが高まるため、事前に歯科医師への相談が重要です。

自由診療により治療費が高額になる

​インプラント治療は自由診療のため、治療費が高額になります。​

保険適用外の治療であり、一般的な費用が相場は1本あたり「30万〜50万円」です。​

また、高額療養費制度の対象外で、自己負担も大きくなるため、医療費控除やデンタルローンなどの活用がおすすめです。​

​治療費の負担を軽減するためには、事前に費用の見積もりを確認し、適切な支払い方法の選択が求められます。

治療期間の長さと通院の手間がかかる

インプラント治療期間は、一般的に「下顎で約6カ月」「上顎で約12カ月」かかります。

また、歯科医院での初診から、上部構造物を装着するまでの通院が「約5〜10回」程度です。

一方で、ほかのブリッジ治療の場合は治療期間が「約1〜2カ月」、通院が「約2〜3回」のため、比較してもインプラント治療は治療期間・通院の手間がかかります。

ただし、個人の治療内容によって異なるため、歯科医院での診断により前後する場合もあります。

術後のメインテナンスの手間がかかる

インプラント治療は、手術後のメインテナンスに手間がかかります。

インプラントで推奨される定期的なメインテナンスの頻度は、「約3〜6か月に1度」が目安です。

一方で、インプラントの脱落などを防ぐためには、メインテナンスは欠かせません。

また、インプラントの寿命は「約10年以上」とされており、ほかの入れ歯やブリッジなどの治療と比較しても長期的に使用できます。

インプラント周囲炎のリスク​がある

インプラント治療では、「インプラント周囲炎」などの感染症のリスクが生じます。

インプラント周囲炎は、インプラント治療が失敗する原因となるため、徹底した配慮が必要です。

しかし、インプラント治療に必要な最新設備や機器、衛生管理を徹底している歯科医院であれば、手術の失敗リスクや感染リスクなどへの事前の対策もできます。

インプラント治療を避けた方が良いケース

インプラント治療を避けた方が良いケースは、以下の5つです。

  • 全身疾患を抱えている場合
  • 顎の骨量が不足している場合
  • 若年層で骨の成長が止まっていない場合
  • 喫煙者の場合
  • 金属アレルギーがある場合

ひとつずつ解説します。

全身疾患を抱えている場合

全身疾患を抱えている場合、インプラント治療は慎重に検討する必要があります。

手術中や術後の合併症リスクを高め、治療の成功率にも影響をおよぼしやすいです。

たとえば、糖尿病患者は感染リスクが高く、傷の治癒が遅れる傾向もあります。

歯科医師と連携し、リスクを十分に評価したうえで、インプラント治療が最適かどうかを判断するのが重要です。

顎の骨量が不足している場合

顎の骨量が不足している場合、インプラントの固定が不安定になり、脱落や周囲組織への影響などのリスクが高まります。

たとえば、歯周病の進行や歯の喪失後の放置によって骨が吸収されると、インプラントの安定性が損なわれます。

そのため、経験豊富な歯科医師と相談し、骨造成術などの補助手術を含めた治療計画を立てるのがおすすめです。

若年層で骨の成長が止まっていない場合

若年層で骨の成長が止まっていない場合、骨の成長を妨害するだけでなく、位置ずれや噛み合わせの不具合が生じるリスクもあります。

もし顎の骨の成長途中でインプラントを埋入すると、天然歯との間にズレが生じる場合があります。

あらかじめ骨の成長が完了しているかを診断し、結果に応じて代替治療の選択を検討しましょう。

喫煙者の場合

喫煙者の場合は、インプラント治療の成功率が低下するため注意が必要です。

喫煙により、血流が悪化して免疫力が低下すると、インプラントと骨の結合が阻害され、感染や炎症のリスクが増加します。

また、インプラント周囲炎のリスクを高める原因にもつながります。

インプラント治療を検討する際は、歯科医師と相談のうえ、禁煙を含めたリスクの軽減策を講じた計画を立てましょう。

金属アレルギーがある場合

インプラントは、一般的に金属アレルギーを起こしにくいチタン素材ですが、稀にアレルギー反応を示す場合もあります。

そのため、歯科医師へ確認し、事前にアレルギー検査をおこなうことで、適切な素材選びが重要です。

インプラント治療における金属アレルギーについては、下記の記事で解説しています。

詳細は「インプラントは金属アレルギーがあるとできない?治療時の注意点を解説」をご覧ください。

インプラント以外の選択肢とその特徴

インプラント以外の選択肢は、以下の2つです。

  • ブリッジ
  • 入れ歯(義歯)

それぞれの特徴を解説します。

ブリッジ

ブリッジは、失った歯の両隣の健康な歯を削り、連結した人工歯を装着する治療法です。

治療期間は「約1〜2カ月」と比較的短く、保険適用で費用を「1万〜2万円」程度に抑えられます。

インプラントとブリッジの違いについては、下記の記事で解説しています。

詳細は「インプラントかブリッジか?比較表や迷った際の判断基準まで紹介」をご覧ください。

入れ歯(義歯)

入れ歯は、部分入れ歯と総入れ歯に分類され、歯を失った部分を補う取り外し可能な人工歯です。

入れ歯は基本的に保険が適用され、外科手術もありませんが、見た目や使用感などインプラントに劣る部分が多くなります。

そのため、費用を抑えたい方やできる限り手術を避けたい方におすすめです。

インプラントと入れ歯の違いについては、下記の記事で解説しています。

詳細は「インプラントと入れ歯の違いを徹底解説」をご覧ください。

インプラント歯科で後悔しないための選び方

インプラント歯科で後悔しないための選び方は、以下のとおりです。

  • 専門医の資格を確認する
  • インプラント治療以外の選択肢にも知見があるか確認する
  • 治療の症例や実績を確認する
  • 丁寧なカウンセリングが受けられるか確認する
  • 設備や衛生環境が整っているかを確認する
  • 費用は明確か確認する
  • 医療の保証制度が整っている
  • アフターケアが充実している
  • 患者の体調やニーズを配慮した治療計画を立ててくれる
  • 患者からの良い評価や口コミがある

また、インプラント歯科の選び方については、下記の記事で解説しています。

詳細は「インプラント歯科の選び方は?選ぶポイントと考慮するべきリスクを紹介」をご覧ください。

まとめ

インプラント治療を「やめとけ」と言われる理由は、以下のとおりです。

  • 外科手術のリスクと体への負担がある
  • 自由診療により治療費が高額になる
  • 治療期間の長さと通院の手間がかかる
  • 術後のメンテナンスの手間がかかる
  • インプラント周囲炎のリスク​がある

しかし、長期的に見ると、インプラントは「ブリッジ」や「入れ歯」などのほかの治療と比較してコストパフォーマンスの高い治療方法です。

久喜総合歯科では「毎週月曜日、水曜日、土曜日」に、インプラントを検討している方を対象とした無料相談会を実施しております。

また、インプラントをはじめ、入れ歯や審美歯科など、患者さんの状態に適したご提案・治療をおこなっております。

もし費用負担をできるだけ軽減し、後悔のないインプラント治療を受けたい方はぜひお気軽にご相談ください。

久喜の歯医者|久喜総合歯科

日付:  カテゴリ:ブログ

インプラントは何歳から可能?年齢制限や治療で考慮すべき注意点を解説

「インプラントは何歳から可能か知りたい」

「インプラントを始めるタイミングとして適切な年齢を知りたい」

「若いうちにインプラント治療をおこなうメリットが知りたい」

インプラントは歯を失った中高齢者がおこなうイメージがあるかもしれませんが、20代からインプラントを装着している方もいます。

インプラント治療は、若い方でも顎の骨の成長が止まっている18歳以上の方であれば、基本的に治療が可能です。

本記事では、「インプラントの適正年齢や治療で考慮すべき注意点」を紹介します。

若い人のインプラント治療のメリットまで紹介しているため、ぜひ最後までご覧ください。

インプラント治療は何歳から可能か?

インプラント治療における適用年齢について、以下に紹介します。

  • 年齢の下限は18歳以上、上限はなし
  • 20代からインプラントの人はいる
  • インプラント治療ができないケースもある

それぞれ解説します。

年齢の下限は18歳以上、上限はなし

インプラント治療は、顎の骨の成長が完了した18歳以上であれば可能です。

また、年齢の上限はなく、治療の適応は年齢よりも身体の健康状態や骨の質、口腔内の清潔さが求められます。

そのため、高齢者でも全身の健康状態が良好であれば、インプラント治療が可能です。

インプラント治療は、歯科医院での適切な診断により、個人の健康状態や口腔内の状況が総合的に判断がされます。

20代からインプラントの人はいる

厚生労働省の調査によると、インプラント装着者の割合は20代からはじまり、50代からインプラント装着者の割合が増加しています。

また、60代〜70代の年齢層でインプラントの需要が高く、70歳以上75歳未満が最も多い「5.9%」であることがわかっています。

年齢階級(歳) インプラント装着者(%)
20~24
25~29 2.6
30~34 1.3
45~49 0.7
50~54 3.2
55~59 2.9
60~64 4.5
65~69 3.6
70~74 5.9
75~79 3.9
80~84 4.9
85~ 2.9

引用元:令和4年 歯科疾患実態調査結果の概要

インプラント治療ができないケースもある

インプラント治療において、以下に該当する方は治療ができないケースもあります。

  • 骨粗しょう症の人
  • 口腔内に歯周病や虫歯がある人
  • 18歳以下の若い人
  • 全身疾患を患っている人
  • 腎疾患で血液透析を受けている人
  • 妊娠中の人
  • タバコを吸っている人
  • 定期的な検診やメインテナンスに通えない人

インプラントはすべての方に適している治療ではないため、歯科医師へ相談し、全身の健康状態の確認が不可欠です。

若い人が歯を失ってしまう理由

若い人が歯を失ってしまう理由は、以下の3つです。

  • 神経が壊死した虫歯
  • 重度の歯周病
  • 事故などによる外傷

ひとつずつ解説します。

神経が壊死した虫歯

神経が壊死した重度の虫歯は、早期の治療が必要な若年層でも歯を失う原因です。

神経が壊死すると痛みがなくなり、放置すると感染が進行して、抜歯が必要になるケースもあります。

また、神経が壊死した歯を放置した場合、根の先に膿が溜まり、顎の骨を溶かす可能性もあります。

必要な場合は根管治療がおこなわれますが、再治療が必要となるケースもあるため、早めの処置が必要です。

重度の歯周病

歯周病は、口腔清掃不良の生活習慣病のひとつで、喫煙や不適切な口腔ケアがリスクを高めます。

重度の歯周病になると、歯を支える骨が破壊され、最終的に歯が抜け落ちる場合もあります。

歯周病の予防には、正しいブラッシングや定期的な歯科検診が重要です。

事故などによる外傷

事故などによる外傷は、若年層が歯を失う主要な原因のひとつです。​

交通事故やスポーツ中の衝突、転倒などにより、歯が折れたり抜けたりするリスクが高まります。​

外傷は即時の対応が歯の保存に重要なため、適切な処置がおこなわれないと、歯の寿命が短くなる場合があります。​

若い人がインプラントを検討する際に考慮すべき注意点

若い人がインプラントを検討する際に考慮すべき注意点は、以下の8つです。

  • 顎骨の成長が完了しているかを確認する
  • 長期的なメインテナンスが必要である
  • 成長や加齢による再治療の可能性を理解する
  • 治療後のライフイベントを考慮する
  • 喫煙や食生活などの生活習慣を見直す
  • 保険適用外のため費用が高額になる
  • ほかの治療法も事前に比較検討する
  • インプラント専門の歯科医師へ相談する

それぞれ解説します。

顎骨の成長が完了しているかを確認する

若年層がインプラント治療を検討する際は、顎骨の成長が完了しているかの確認が重要です。

成長途中でインプラントを埋入すると、歯並びの変化や噛み合わせの不具合が生じる場合あります。

18歳以上でも顎の成長が完了していない場合もあるため、CTやレントゲンで骨の状態を確認しておくのが重要です。

長期的なメインテナンスが必要である

インプラントは、長期間にわたって安定して使い続けるためには、歯科医院での定期的なメインテナンスが不可欠です。

メインテナンスを怠ると、インプラント周囲炎や破損の原因となり、再治療のリスクが高まります。

そのため、メインテナンスの受診は「3〜6カ月に一度」が必要です。

成長や加齢による再治療の可能性を理解する

インプラントは、成長や加齢に対する再治療への可能性の理解が重要です。

成長によって歯列や噛み合わせが変化したり、加齢で骨が痩せたりすると、インプラントと周囲組織との調和が崩れ、再治療が必要になる場合があります。

とくに若年層の方は、将来的な変化を見越した治療計画が必要です。

治療後のライフイベントを考慮する

インプラント治療は、「6カ月〜1年」程度の治療期間を要するため、引越しや結婚などのライフイベントを考慮する必要があります。

もし治療中に転居をおこなう場合、担当医の変更や保証制度の継続に影響をおよぼすケースもあります。

治療開始前に今後のライフイベントを考慮し、計画的に治療スケジュールを立てましょう。

喫煙や食生活などの生活習慣を見直す

喫煙はインプラントの骨結合を妨げ、成功率を低下させる要因です。

硬い食べ物や刺激物の摂取はインプラントに過度な負担をかけ、破損のリスクを高めます。

さらに、睡眠不足やストレスも治癒力を低下させるため、生活習慣の見直しが必要です。

インプラント治療を成功させるためには、禁煙やバランスの取れた食生活、規則正しい生活を心がけましょう。

保険適用外のため費用が高額になる

インプラント治療は基本的に保険適用外の自由診療のため、1本あたり「30万〜50万円」程度の費用がかかります。

インプラントは、保険診療で対応可能な入れ歯やブリッジと比較して、審美性や機能性を追求する高度な治療方法です。

​また、外科手術や高品質な材料、専門的な設備が必要となることも費用が高額になる要因になります。

インプラント治療を検討する際は、費用面での計画を立て、医療費控除の活用や分割払いの検討も必要です。

保険適用外であることや高度な技術、設備が必要なためです。

また、高額療養費制度の対象外ですが、医療費控除の適用を受けることで、所得税の軽減が可能です。

治療費の負担を軽減するためには、医療費控除の活用や事前の費用計画が重要です。

ほかの治療法も事前に比較検討する

インプラント治療を検討する際は、入れ歯やブリッジなどのほかの治療法と比較検討も重要です。

入れ歯やブリッジは保険適用で費用を抑えられる一方、インプラントは審美性や機能性に優れていますが、費用が高額で外科手術も必要です。​

また、患者の口腔状態やライフスタイルによって、最適な治療法はそれぞれ異なります。

歯科医師と複数の治療法を比較検討し、自身に最適な治療方法を選択しましょう。

インプラント以外の治療方法については、下記の記事で解説しています。

詳細は「インプラントかブリッジか?比較表や迷った際の判断基準まで紹介」をご覧ください。

インプラント専門の歯科医師へ相談する

インプラント治療は外科手術をおこなう必要があり、高度な技術と専門知識が必要なため、専門の歯科医師への相談が重要です。

インプラントの専門医であれば、個人ごとに異なる口腔状態を正確に診断し、最適な治療計画を立てられます。

また、治療後のメンテナンスやトラブル対応も、専門医であれば安心を得られます。

インプラント専門の歯科医師に相談し、信頼できる医療機関を選択するのがおすすめです。

若い人のインプラント治療のメリット

若い人のインプラント治療のメリットは、以下の5つです。

  • 自然な見た目で笑顔に自信が持てる
  • 将来的な歯の健康を守れる
  • 顎の骨の萎縮を防げる
  • 手術後の回復が早い
  • 定期的なメインテナンスを習慣化しやすい

ひとつずつ紹介します。

自然な見た目で笑顔に自信が持てる

インプラントは、天然歯に近い色や形状の人工歯を使用するため、見た目が自然です。

他人に気づかれにくく、笑顔に自信を持てるようになるため、対人関係や社会生活において積極的になれます。

また、前歯や前歯の周囲などの目立ちやすい部分の欠損を補う際は、とくに見た目を重視したい方にとって、審美性の高いインプラントがおすすめです。

将来的な歯の健康を守れる

インプラントは、将来的な歯の健康を守れる選択肢のひとつです。

隣接する健康な歯を削る必要がないため、歯への負担を軽減ができ、周囲の歯の寿命を延ばせます。

また、適切な口腔ケアをおこなうことで、インプラント自体も長期間にわたり機能を維持できます。

顎の骨の萎縮を防げる

歯を失うと、顎の骨の刺激も失われるため、徐々に萎縮していきます。

しかし、インプラントは顎の骨に直接固定されるため、骨に適切な刺激を与え、骨の吸収の防止が可能です。

さらに、顔の輪郭や口元の美しさを維持もできるため、老化の進行を遅らせられます。

手術後の回復が早い

若年層の方は、インプラントと骨の結合がスムーズに進むケースが多く、日常生活への復帰もスムーズです。

免疫力や代謝が高いため、インプラント手術後の回復も早い傾向にあります。

また、高齢者に比べて傷の治癒が早く、感染症のリスクも低減されます。

定期的なメインテナンスを習慣化しやすい

​若いうちに通院やセルフケアを継続することで、定期的なメインテナンスの習慣化がしやすいです。

​インプラントの健康を維持しやすくなるため、将来的にも治療の成功が期待できます。

まとめ

インプラントは、若い方でも顎の骨の成長が止まっている18歳以上の方であれば、基本的に治療が可能です。

治療における年齢制限はありませんが、インプラントができないケースもあるため、事前に歯科医師への相談がおすすめです。

久喜総合歯科では「毎週月曜日、水曜日、土曜日」に、インプラントを検討している方を対象とした無料相談会を実施しております。

また、インプラントをはじめ、入れ歯や審美歯科など、患者さんの状態に適したご提案・治療をおこなっております。

もし将来の再治療のリスクをできるだけ軽減しながら、安心してインプラント治療を受けたい方はぜひお気軽にご相談ください。

久喜の歯医者|久喜総合歯科

日付:  カテゴリ:ブログ

インプラント手術で麻酔を使用する?種類別の費用やメリットまで解説

「インプラント手術時は麻酔を使用する?」

「手術時に使用される麻酔の種類は?」

「手術時の痛みや腫れを感じたくない」

上記の疑問をお持ちの方は、手術による痛みや麻酔をすることへの恐怖や不安から、インプラント治療を受けるかどうか決めかねているのではないでしょうか。

インプラント手術では、主に「局所麻酔」を使用して痛みを軽減しますが、不安を軽減するために「静脈内鎮静法」を併用するケースもあります。

本記事では、「インプラント手術での麻酔の種類や費用」を紹介します。

麻酔別のメリット・デメリットや麻酔後の過ごし方まで紹介しているため、ぜひ最後までご覧ください。

インプラント手術時は麻酔を使用して痛みを軽減する

インプラント手術では、主に「局所麻酔」が使用され、痛みを軽減します。

また、不安を軽減するため「静脈内鎮静法」を併用する場合もあります。

ただし、麻酔が切れると痛みが生じるケースもあるため、歯科医師としっかりと相談のうえ治療が必要です。

インプラント手術時の麻酔の種類と費用

インプラント手術時の麻酔の種類は、以下のとおりです。

  • 局所麻酔
  • 静脈内鎮静法
  • 全身麻酔

費用相場を踏まえてそれぞれ解説します。

局所麻酔

局所麻酔は以下の種類があり、費用相場は「5万〜10万円」程度です。

  • 浸潤麻酔
  • 伝達麻酔
  • 表面麻酔

ひとつずつ紹介します。

浸潤麻酔

浸潤麻酔は、治療をおこなう部位の周囲に直接麻酔液を注入する方法です。

特定の部位の神経が麻痺し、痛みの感覚が一時的に鈍くなります。

インプラント手術では、歯茎に直接注射することで、手術中の痛みを効果的に抑えられます。

伝達麻酔

伝達麻酔は、特定の神経をブロックする方法です。

効果は広範囲におよび、長時間持続するため、顎の奥歯の治療に適しています。

親知らずの抜歯や、複数のインプラントを埋入する場合などに使用されるケースが多いです。

表面麻酔

表面麻酔は、注射をおこなう前に痛みを軽減するために使用される方法です。

スプレーやジェルの形で、麻酔薬を塗布します。

皮膚や粘膜の表面を一時的に麻痺させるため、注射時の痛みを和らげる効果があります。

静脈内鎮静法

静脈内鎮静法は、手術中にリラックスした状態で治療を受けられる状態にする麻酔法です。

点滴を通じて鎮静剤や麻酔薬を静脈内に投与し、うたた寝の状態を作り出します。

ただし、痛みを和らげる効果はないため、一般的に局所麻酔と併用されるケースが多いです。

費用相場は「5万〜10万円」程度ですが、手術への不安や恐怖を軽減したい方に適しており、治療後の回復も比較的早い特徴があります。

全身麻酔

全身麻酔は、完全に眠らせ、意識を失わせた状態で手術をおこなう方法です。

費用相場は「10万円」以上と高額ですが、主に「長時間の複雑な手術」や「健康状態」に応じて用いられる場合があります。

手術時は、入院が必要になる場合や、呼吸管理を含む医療体制の整備が求められます。

手術中の痛みや治療の過程をほとんど感じず、精神的・身体的な負担を最小限に抑えやすいのが特徴です。

麻酔別のメリット・デメリット

麻酔の種類別にメリットとデメリットを紹介します。

  • 局所麻酔のメリット・デメリット
  • 静脈内鎮静法のメリット・デメリット
  • 全身麻酔のメリット・デメリット

それぞれ解説します。

局所麻酔のメリット・デメリット

局所麻酔は、身体への負担が少なく、比較的費用も抑えやすい点がメリットです。

治療を受ける部分のみを麻酔するため、意識は残るものの、術後の回復は速くなります。

ただし、手術の音や振動によって恐怖や不安を感じる場合もあり、個人差はありますが心理的な負担が強くなるためデメリットです。

静脈内鎮静法のメリット・デメリット

静脈内鎮静法では、リラックスした状態で手術を受けられるため、不安感を軽減できます。

意識はありますが、治療の記憶が薄れるケースが多く、精神的ストレスを減らしやすいです。

一方で、追加の費用がかかる場合や、麻酔の影響で当日は運転ができなくなるなど行動制限がかかる場合があります。

体調によってリスクがともなうため、歯科医師としっかり相談が必要です。

全身麻酔のメリット・デメリット

全身麻酔による手術中は、完全に意識がなくなり、痛みや不安を感じません。

複雑な処置をおこなう場合でも、医師が集中して施術が可能となります。

ただし、身体への負担が大きいため、術後に副作用が出るリスクもあります。

病院での入院や事前検査も必要なことや、費用が高額になりやすいため、負担を考慮して検討するのがおすすめです。

麻酔後の過ごし方とは

インプラント手術後の麻酔が効いている間は、十分な安静が求められます。

術後12時間は食事や飲水を控え、身体を休めるのが大切です。

また、医師の指示のもと、運転などの行為を避けることが推奨されます。

痛みや腫れがある場合は、処方された痛み止めを使用し、無理をせずに安静に過ごすのが大事です。

麻酔に関するよくある質問

麻酔に関するよくある質問を以下にまとめました。

  • インプラント手術は全身麻酔ですか?
  • 麻酔アレルギーがある場合はどうしたら良いですか?
  • 局所麻酔だけだと痛いですか?
  • 麻酔が効くまでの時間はどのくらいですか?
  • 麻酔はどのくらいで切れますか?
  • 麻酔後に痛みがあった場合はどうしたら良いですか?
  • 麻酔は何歳まで受けられますか?

それぞれ紹介します。

インプラント手術は全身麻酔ですか?

インプラント手術では、主に「局所麻酔」が使用されます。

全身麻酔は専門医の判断のうえ、長時間の複雑な手術や健康状態に応じて使用されるケースが一般的です。

ただし、手術の内容や希望などによって、全身麻酔が選ばれる場合もあります。

麻酔アレルギーがある場合はどうしたら良いですか?

麻酔アレルギーがある場合は、歯科医師へ事前にアレルギー歴を詳細に伝えたうえで、適切な対処が求められます。

アレルギー検査をおこない、特定の薬剤に対するアレルギーを事前に確認することで、代替薬剤の選択や麻酔方法の調整も可能です。

アレルギーは、適切に管理されないと深刻な結果を招く可能性もあるため注意が必要です。

別途、インプラント治療におけるアレルギーについては、下記の記事で解説しています。

詳細は「インプラントは金属アレルギーがあるとできない?治療時の注意点を解説」をご覧ください。

局所麻酔だけだと痛いですか?

局所麻酔の注射時に痛みを感じることはありますが、手術中の痛みはほとんど感じません。

一方で、表面麻酔を使用したうえで、注射時の不快感を緩和する方法もあります。

インプラント手術で、表面麻酔を使用するかどうかの判断は、専門医と相談して決めましょう。

麻酔が効くまでの時間はどのくらいですか?

麻酔が効くまでの時間は個人差があり、使用する麻酔の種類によっても異なります。

局所麻酔の場合、注射後数分で効果が感じられる場合が多いです。

また、静脈内鎮静法の場合、最大効果が得られるまでに「5〜10分」程度かかる場合もあります。

麻酔はどのくらいで切れますか?

麻酔の切れる時間は、「2〜6時間」程度です。

麻酔の種類や量、部位などにより個人差があります。

麻酔が切れると、徐々に痛みを感じる場合があります。

麻酔後に痛みがあった場合はどうしたら良いですか?

麻酔後に痛みがあった場合は、処方された痛み止めを使用して対処が求められます。

痛みや腫れが続く場合や悪化した場合は、速やかに歯科医師への相談が重要です。

痛みや腫れを放置すると、感染やほかの合併症の可能性もあるため注意しましょう。

麻酔は何歳まで受けられますか?

麻酔の使用による年齢制限はありませんが、子供や高齢者の場合は注意が必要です。

また、全身の健康状態に応じて適切な判断が必要となります。

もし持病やアレルギーなどがある場合は、歯科医師にあらかじめ伝えておくのが大切です。

まとめ

インプラント手術時の麻酔の種類は、一般的に以下の3つです。

  • 局所麻酔
  • 静脈内鎮静法
  • 全身麻酔

インプラント手術では、主に「局所麻酔」を使用して痛みを軽減しますが、不安を軽減するために「静脈内鎮静法」を併用するケースもあります。

麻酔ごとにメリット・デメリットがあるため、歯科医師としっかりと相談のうえ、治療をおこなうのがおすすめです。

久喜総合歯科では「毎週月曜日、水曜日、土曜日」に、インプラントを検討している方を対象とした無料相談会を実施しております。

また、インプラントをはじめ、入れ歯や審美歯科など、患者さんの状態に適したご提案・治療をおこなっております。

もし手術への恐怖や痛みを軽減しながら、安心してインプラント治療を受けたい方はぜひお気軽にご相談ください。

久喜の歯医者|久喜総合歯科

日付:  カテゴリ:ブログ

インプラントは1本だけ治療できる?治療の費用相場やメリットまで解説

「インプラントは1本だけでも治療できる?」

「インプラント治療の費用は?」

「1本だけでもインプラント治療するメリットはある?」

上記の疑問をお持ちの方は、歯を1本だけ失い、ほかの歯に悪影響をおよぼす前に治療を終わらせたいとお悩みなのではないでしょうか。

インプラント治療は1本だけでも治療ができ、失った歯の機能や見た目の回復が期待できます。

本記事では、「1本だけインプラント治療をする場合の費用相場やメリット・デメリット」を紹介します。

入れ歯との違いやインプラントの治療期間・流れまで紹介しているため、ぜひ最後までご覧ください。

インプラント1本だけでも治療はできる

インプラントは、1本だけ失った歯を治療できます。

周囲の歯に影響を与えないため、隣接する歯に負担をかけません。

見た目や咀嚼機能を改善できるだけでなく、総合的な口腔健康につながります。

インプラントの費用相場

インプラントの費用相場について、以下のとおり紹介します。

  • インプラント1本あたりの費用相場
  • インプラント治療の費用内訳

それぞれ解説します。

インプラント1本あたりの費用相場

インプラント1本だけの費用相場は、一般的に「30万〜50万円」程度です。

前歯は審美性が求められるため、奥歯よりも費用は若干高くなる傾向があります。

インプラントの種類や素材、治療を受ける歯科医院の設備や医師の技術力も、最終的なコストに影響を与えます。

ただし、費用は歯科医院ごとに異なるため、複数の歯科医院を比較検討するのがおすすめです。

インプラント治療の費用内訳

インプラント治療の費用内訳は、以下のとおりです。

  • 材料費(人工歯根・アバットメント):15万〜30万円程度
  • 上部構造代:5万〜18万円程度
  • 手術代:15万〜35万円程度
  • メンテナンス費用(1回あたり):3,000円〜10,000円程度

詳しい費用は各歯科医院によって異なるため、直接お問い合わせください。

また、インプラント治療の費用を抑える方法については、下記の記事で解説しています。

詳細は「インプラント治療は医療保険の対象になる?費用を抑える方法を解説」をご覧ください。

1本だけでもインプラント治療するメリット

1本だけでもインプラント治療するメリットは、以下の5つです。

  • 健康なほかの歯に負担がかからない
  • 自然な見た目を実現できる
  • 噛む力を天然歯と同じくらい維持できる
  • 顎の骨の吸収を防いで維持できる
  • 長期間使用ができる

ひとつずつ紹介します。

健康なほかの歯に負担がかからない

インプラントは、顎の骨に直接埋め込まれるため、隣接するほかの歯を削る必要がありません。

隣接する歯に余計な負担をかけないため、長期的に健康な歯を保持できます。

ブリッジや部分入れ歯と比較すると、ほかの健康な歯も守りやすく、寿命も延ばせます。

自然な見た目を実現できる

インプラントは、セラミックやジルコニアといった自然な材料を使用して作られており、自然な見た目の実現が可能です。

人工歯は天然歯とほぼ同じ色や形状になるため、笑顔や自信を取り戻すきっかけにもなります。

また、部分入れ歯のように金属部分が目立たず、審美性の高さが際立つため、心理的な安心感も得られます。

インプラントの見た目については、下記の記事で解説しています。

詳細は「インプラントの見た目は自然?不自然さに影響する3つのポイントを解説」をご覧ください。

噛む力を天然歯と同じくらい維持できる

インプラントは、顎の骨に埋め込まれた人工歯根でしっかり固定され、噛む力を天然歯と同じくらい維持できます。

また、硬い食べ物も安心して食べられるため、食生活が豊かになりやすいです。

ブリッジや入れ歯では実現できない日常的な食事の楽しみを、再びもたらしてくれます。

顎の骨の吸収を防いで維持できる

インプラントは、噛む際の刺激を顎の骨に直接伝えるため、骨の吸収を防ぎやすくなります。

また、顔の形や表情が崩れるのを防ぎ、老化の進行の抑制が可能です。

さらに、顎の骨をサポートし、骨の健康を保つ役割も果たします。

インプラントは、ほかの治療法に比べて長期的な健康が期待できます。

長期間使用ができる

インプラントは、適切なメンテナンスをおこなうことで「10〜15年」以上の耐久性を保てます。

ほかの治療法に比べて寿命が長く、長期的な計画を立てやすいのが特徴です。

治療後は、長期間にわたり、安定した咀嚼機能と自然な見た目を維持できます。

1本だけでもインプラント治療するデメリット

1本だけでもインプラント治療するデメリットは、以下の3つです。

  • 保険適用外のため費用が高額になる
  • 治療期間が長くなる
  • 外科手術が必要である

それぞれ解説します。

保険適用外のため費用が高額になる

インプラント治療は一般的に自費診療のため、保険が適用されません。

治療費は全額自己負担となり、比較的費用が高額になります。

1本あたりの費用は「30万〜50万円」程度ですが、治療を受ける医院によって異なります。

また、必要に応じて追加の治療が発生するケースもあるため、自己負担がさらに増加する前に確認が大切です。

治療期間が長くなる

インプラント体と顎の骨が結合するには、「3〜6カ月」ほどかかります。

インプラント手術は比較的短期間でおこなわれますが、治療完了までには期間が必要です。

また、顎骨の状態によって骨造成手術が必要になると、さらに時間を要するケースもあります。

治療期間が長い場合、とくに忙しい方にとって負担になる場合もあります。

外科手術が必要である

インプラント治療には、外科手術がともないます。

顎の骨にインプラント体を埋め込むため、麻酔を使用し、歯茎の切開が必要です。

術後の痛みや腫れがあるケースもあり、手術に対する恐怖心や抵抗感を持つ要因になる場合もあります。

また、手術時は感染や神経損傷といった合併症に対するリスクもあるため、事前の考慮が不可欠です。

インプラントと入れ歯の違い

インプラントは、顎の骨に人工歯根を埋め込み、そのうえに人工歯を装着する治療法です。

インプラントは手術が必要となり、費用も高額ですが、固定力が強く天然歯に近い使用感を得られます。

一方、入れ歯は歯茎のうえに装着される、取り外し可能な義歯です。

入れ歯は「部分入れ歯」と「総入れ歯」に分けられますが、保険適用の場合が多く、比較的コストが低い特徴があります。

インプラントもメンテナンスは必要ですが、入れ歯は経年劣化や口腔内の変化により定期的な調整や交換が必要です。

インプラントと入れ歯の違いについては、下記の記事で解説しています。

詳細は「インプラントと入れ歯の違いを徹底解説」をご覧ください。

インプラントの治療期間と流れ

インプラントの治療期間は、「3〜6カ月」が目安です。

口腔内の状況によって個人差はありますが、一般的なインプラント治療の流れは以下のとおりです。

  1. 初診とカウンセリング
  2. 検査と治療計画の立案
  3. 虫歯や歯周病の治療※必要な場合
  4. 骨造成※必要な場合
  5. インプラント埋入手術
  6. アバットメント装着
  7. 人工歯の装着
  8. メンテナンス

必要に応じて「虫歯や歯周病の治療」や「骨が不足している場合の骨造成」がおこなわれる場合は、治療期間が延長するケースもあります。

インプラント治療をする際の歯科医院の選び方

インプラント治療をする際の歯科医院の選び方は、以下のとおりです。

  • 専門医の資格を確認する
  • インプラント治療以外の選択肢にも知見があるか確認する
  • 治療の症例や実績を確認する
  • 丁寧なカウンセリングが受けられるか確認する
  • 設備や衛生環境が整っているかを確認する
  • 費用は明確か確認する
  • 医療の保証制度が整っている
  • アフターケアが充実している
  • 患者の体調やニーズを配慮した治療計画を立ててくれる
  • 患者からの良い評価や口コミがある

インプラント歯科の選び方については、下記の記事で解説しています。

詳細は「インプラント歯科の選び方は?選ぶポイントと考慮するべきリスクを紹介」をご覧ください。

まとめ

インプラント治療は、1本だけでも治療が可能です。

顎の骨に埋め込まれた人工歯根によってしっかり固定されるため、失った歯の機能回復や自然な見た目を実現できます。

インプラント治療の費用は、種類や素材、治療を受ける歯科医院の設備や医師の技術力によって異なるため、複数の歯科医院を比較検討するのがおすすめです。

久喜総合歯科では「毎週月曜日、水曜日、土曜日」に、インプラントを検討している方を対象とした無料相談会を実施しております。

また、インプラントをはじめ、入れ歯や審美歯科など、患者さんの状態に適したご提案・治療をおこなっております。

もし費用負担をできるだけ軽減しながら、安心してインプラント治療を受けたい方はぜひお気軽にご相談ください。

久喜の歯医者|久喜総合歯科

日付:  カテゴリ:ブログ

インプラントの見た目は自然?不自然さに影響する3つのポイントを解説

「インプラントの見た目は本当に自然?」

「インプラントが不自然に見える理由は?」

「インプラントの見た目で失敗したくない」

インプラントは、失われた歯の代わりとして、見た目や機能を回復させる治療方法です。

しかし、実際の仕上がりに関して、どのくらい自然なのか疑問をお持ちなのではないでしょうか。

本記事では、「インプラントの見た目について、不自然さに影響する3つのポイント」を紹介します。

インプラントの見た目によるメリット・デメリットや、失敗を防ぐための歯科医院の選び方まで紹介しているため、ぜひ最後までご覧ください。

インプラントの見た目は本当に自然なのか?

インプラントの構造の仕組みによって、審美性の高い、自然な見た目を実現できます。

  • インプラントの基本構造
  • インプラントと天然歯の違い

それぞれ解説します。

インプラントの基本構造

インプラントは、チタン製の人工歯根を顎の骨に埋め込んだうえに、人工の歯冠を取り付けます。

人工歯根は、人の体に優しく、周囲の骨としっかり結合すると安定性が高まります。

上部構造には、セラミックやジルコニアなどが用いられ、色や透明感の調整が可能です。

インプラントを正しい位置に設置すると、周囲の歯と調和し、見た目が自然になります。

インプラントと天然歯の違い

天然歯は、エナメル質や象牙質の層からなりたち、自然な光の透過性と色合いが特徴です。

インプラントは人工歯根を使用しており、天然歯と比較すると、光の透過性や反射が異なる場合があります。

しかし、セラミックやジルコニアといった高品質な材料を使用することで、天然歯に近い透明感や色調を再現できるため、自然な見た目が実現可能です。

また、個人の歯の状態に合わせて形状や色に微調整できるため、周囲の歯との調和が取れ、より自然に見せられます。

インプラントの見た目の不自然さに影響する3つのポイント

インプラントの見た目の不自然さに影響する3つのポイントは、以下のとおりです。

  • インプラントの素材の違い
  • 歯と歯茎の境界線の違い
  • インプラントの位置や角度による違い

ひとつずつ解説します。

インプラントの素材の違い

インプラントは、使用する素材によって見た目の不自然さが強調されるケースもあります。

セラミックやジルコニアといった高品質な素材は、天然歯に近い透明感や色合いを持ち合わせています。

一方、メタルボンドなどの金属を使用する際は、歯茎の薄さによって金属が透けるケースもあるため注意が必要です。

歯と歯茎の境界線の違い

インプラントと健康な歯茎との境目が、不自然さを強調するケースもあります。

天然歯の場合、歯茎が滑らかな形状を形成し、自然な境界線を作ります。

しかし、インプラントの場合は、インプラント体の上部に取り付けるアバットメントが直接歯茎に接触するため、歯茎の状態によって境目が不自然に見える要因になりやすいです。

インプラントの位置や角度による違い

インプラントの正しい位置への設置や角度の違いも、見た目が左右される要因です。

もし適切に埋入されていない場合、周囲の歯と不自然な間隔が生じ、見た目も損なわれます。

前歯はとくに不自然さが表れやすく、埋入の深さや角度によって周囲に違和感を与える可能性があります。

インプラントの見た目によるメリット

インプラントの見た目によるメリットは、以下の4つです。

  • 自然な見た目を実現できる
  • 審美性が向上する
  • 色味の調整ができる
  • 笑顔や自信を取り戻せる

それぞれ紹介します。

自然な見た目を実現できる

インプラントは、最新の技術や素材を使用することで、自然な見た目を実現できます。

たとえば、セラミックやジルコニアなどの高品質な素材の場合、周囲の天然歯と見分けを付けづらいです。

インプラントであることに気付かれにくく、自然な笑顔を維持できます。

また、歯茎との境界が滑らかだと、より歯全体の調和も図れます。

審美性が向上する

インプラント治療によって、審美性が向上し、失った歯の機能の回復が可能です。

口元の見た目を気にする頻度が減るため、より自信を持てるきっかけになります。

さらに、インプラントのデザインは顔の輪郭や自然な歯の形に合わせて計画されます。

インプラントは、個人に合わせた美しさを強調でき、利便性と美しさを両立させた治療法です。

色味の調整ができる

インプラントの色味は、周囲の天然歯に合わせて微調整が可能です。

歯の色の違和感を軽減し、自然な仕上がりが実現できます。

また、色調を統一すると、全体的な口元の美しさが向上します。

より理想の見た目に合わせられるため、審美的な満足感も高めやすいです。

笑顔や自信を取り戻せる

インプラントで失った歯を補うと、笑顔や自信を取り戻すきっかけになります。

また、噛む機能が回復すると、日常生活において不安を感じる場面も少なくなります。

自然な見た目の歯を持つことで、笑顔を見せる抵抗も減り、心理的な面でも負担が軽減しやすいです。

私生活でプラスの影響を与えるため、社会的な交流や活発なコミュニケーションにつながります。

インプラントの見た目によるデメリット

インプラントの見た目によるデメリットは、以下の3つです。

  • 初期の不自然さがある
  • インプラント周囲の歯茎が退縮する
  • 長期的な利用で見た目が変化する

ひとつずつ紹介します。

初期の不自然さがある

インプラント治療直後は、見た目が完全に自然な歯と調和していない場合があります。

たとえば、インプラント冠と周囲の歯茎との境界が、不自然に見えるケースもあります。

初期の状態は、自然な境界を形成するための時間がかかり、見た目も不自然になりやすいです。

また、インプラントの初期の形状や色の調整が不十分な場合、視覚的な違和感が高まる場合もあります。

インプラント周囲の歯茎が退縮する

インプラントを埋め込んだ部分の歯茎が退縮すると、金属部分が露出し、見た目が損なわれます。

退縮した歯茎は、天然歯の美しさも失わせ、人工物の不自然さを際立たせる要因となります。

歯茎の健康状態と維持管理に影響を与える前に、日常的なケアと定期的な歯科受診が重要です。

長期的な利用で見た目が変化する

インプラントは、使用年数が経つにつれて、周囲の組織や金属の色が変化します。

歯茎が薄くなり、インプラントの土台が透けた場合、色が異なって見えます。

素材の劣化や汚れの蓄積は、審美性が損なわれる原因となるため、定期的なクリーニングやメンテナンスが不可欠です。

インプラントの見た目で失敗しないための歯科医院の選び方

インプラントの見た目で失敗しないための歯科医院の選び方は、以下の4つです。

  • インプラントの専門医が在籍している
  • インプラントの症例数と実績が豊富にある
  • インプラントの素材やメーカーを選定する
  • 最新の設備が充実している

それぞれ解説します。

インプラントの専門医が在籍している

インプラント治療は、インプラントの専門医がいる歯科医院を選ぶのが重要です。

公益社団法人日本口腔インプラント学会などから認定を受けている専門医であれば、治療の成功率が高くなります。

インプラントは高度な専門知識と技術が求められるため、専門医が在籍していることで、安心して治療を受けられます。

インプラントの症例数と実績が豊富にある

インプラントの症例数と実績が豊富にあると、理想の見た目の成功につながります。

さまざまなケースに対応できる能力を持っている歯科医師の場合、治療の質も担保されやすいです。

事前に歯科医院のホームページや公式SNSなどで、歯科医院における症例数や実績を確認しておくのが大切です。

インプラントの素材やメーカーを選定する

インプラントは、使用される素材やメーカーによって品質が異なります。

たとえば、世界シェアNo.1を誇るインプラントメーカー「ストローマン社」など、信頼性のあるメーカーの製品を使用している医院の選択が大切です。

一般的に、大手メーカーの製品は高い品質と安定性を有しており、治療後のトラブルも少ない傾向にあります。

治療における失敗を防止するため、歯科医師とよく相談のうえでインプラントを選定するのが重要です。

最新の設備が充実している

インプラント治療の見た目で失敗しないためには、最新の医療技術と設備が欠かせません。

CTスキャンや専用の手術室が整っている医院の場合、治療の安全性が高まります。

また、良好な衛生管理が徹底されている環境も、手術を受けるうえで重要なポイントです。

最新の設備が充実している医院を選ぶことで、より安心して治療を受けられます。

まとめ

インプラントの自然な見た目は、正しい位置への設置と、周囲の歯との調和によって実現が可能です。

インプラントの不自然さが目立つ要因には、素材や歯と歯茎の境界線、位置や角度の違いなどが考えられるため、歯科医師とよく相談のうえ治療を進めるのが大切です。

久喜総合歯科では「毎週月曜日、水曜日、土曜日」に、インプラントを検討している方を対象とした無料相談会を実施しております。

また、インプラントをはじめ、入れ歯や審美歯科など、患者さんの状態に適したご提案・治療をおこなっております。

もし見た目の不安を軽減しながら、安心してインプラント治療を受けたい方はぜひお気軽にご相談ください。

久喜の歯医者|久喜総合歯科

日付:  カテゴリ:ブログ

インプラント歯科の選び方は?選ぶポイントと考慮するべきリスクを紹介

「インプラント歯科の選び方は?」

「短期間で再治療が必要にならないか不安」

「自分の年齢や健康状態に適した治療を受けたい」

上記の疑問をお持ちの方は、インプラント治療後に予期せぬ合併症や問題、追加費用が発生しないか不安に感じているのではないでしょうか。

インプラント治療は高額なため、歯科医院の選び方の基準を知ることで、自身に最適な歯科医院が見つかります。

本記事では、「インプラント治療における歯科医院の選び方のポイント」を紹介します。

インプラント歯科を選ぶうえでの考慮するべきリスクまで紹介しているため、ぜひ最後までご覧ください。

インプラント歯科の選び方のポイント

インプラント歯科の選び方のポイントは、以下のとおりです。

  • 専門医の資格を確認する
  • インプラント治療以外の選択肢にも知見があるか確認する
  • 治療の症例や実績を確認する
  • 丁寧なカウンセリングが受けられるか確認する
  • 設備や衛生環境が整っているかを確認する
  • 費用は明確か確認する
  • 医療の保証制度が整っている
  • アフターケアが充実している
  • 患者の体調やニーズを配慮した治療計画を立ててくれる
  • 患者からの良い評価や口コミがある

それぞれ解説します。

専門医の資格を確認する

インプラント治療を受ける際は、日本口腔インプラント学会の専門医資格があるか確認しましょう。

専門医の資格を持つ歯科医師は、豊富な知識と経験を有しており、より安全で効果的な治療が期待できます。

また、資格は更新制のため、最新の技術や情報を継続的に学んでいる証にもなります。

インプラント治療以外の選択肢にも知見があるか確認する

歯科医師が、インプラント治療以外の選択肢にも知見があるか確認するのも大切です。

患者の状態に応じて、インプラント治療が唯一の選択肢ではない場合もあります。

また、優れたインプラント歯科医は、ほかの治療法についても幅広い知識を持っています。

そのため、ブリッジや入れ歯などの代替治療法も提案できるか確認が大切です。

治療の症例や実績を確認する

信頼できるインプラント歯科医は、豊富な治療実績を持っています。

そのため、歯科医院のWebサイトや初回相談時に、過去の症例写真や治療実績を確認するのが重要です。

もし自分の症状に近い症例の治療結果がある場合、期待できる効果がイメージしやすくなります。

また、治療実績の多さは、歯科医師の経験値の高さを示すため、安全性の面でも重要なポイントとなります。

丁寧なカウンセリングが受けられるか確認する

良質なインプラント治療には、丁寧なカウンセリングが欠かせません。

初回相談時に、歯科医師がどれだけ丁寧に説明してくれるかの確認をしておきましょう。

たとえば、治療の流れやリスク、メリット・デメリットなどをわかりやすく説明してくれるか、患者の疑問や不安に真摯に向き合ってくれるかがポイントです。

丁寧なカウンセリングは、患者と歯科医師の信頼関係を築く基礎となります。

設備や衛生環境が整っているかを確認する

インプラント治療には、高度な設備と清潔な環境が必要です。

治療において、精密検査や手術に必要な最新の設備が整っていることは、治療の成功率にも直結します。

また、最新機器や設備の充実度は、正確な診断と安全な治療をおこなうためには不可欠です。

そのため、歯科用3DCTなどの最新機器が導入されているか、専用の手術室があるか、滅菌システムが整っているかなどを確認しましょう。

費用は明確か確認する

明確な費用提示は、信頼できる歯科医院の特徴です。

誤解を与えるような治療費の提示をしていないか、治療を決める前に費用について十分な説明を受け、納得したうえで治療を始めることが大切です。

とくに、インプラント1本の価格だけでなく、詳細な内訳とスケジュールが示されているか確認しましょう。

事前に治療費や、支払いプランの説明が丁寧におこなわれるかを確認すると安心できます。

医療の保証制度が整っている

信頼できるインプラント歯科では、治療後の保証制度が整っています。

保証があることで、治療後のフォローによる安心感につながりやすいです。

加えて、保証限度額も確認し、上部構造やインプラント体それぞれの保証内容を把握しておくと安心です。

アフターケアが充実している

充実したアフターケア体制は、インプラントの長期的な成功につながります。

定期的なメンテナンスでは、インプラントの状態やネジの締まり具合の確認など、必要に応じて噛み合わせの調整をおこなえます。

手術後のケアから長期的なメンテナンスまで、適切なサポート体制が整っているか確認しましょう。

患者の体調やニーズを配慮した治療計画を立ててくれる

信頼できるインプラント歯科は、患者一人ひとりの体調やニーズに合わせた治療計画を立案してもらえます。

初回のカウンセリングで、現在の健康状態や口腔内の状況、生活習慣などをヒアリングされます。

もし希望する治療期間や予算などがある場合、考慮したうえで、できる限り柔軟な対応が可能かどうかを確認するのが大切です。

患者からの良い評価や口コミがある

インプラント歯科を選ぶ際、患者からの評価や口コミも判断材料になります。

実際に治療を受けた患者の声は、歯科医院のWebサイトや口コミサイトで確認できます。

たとえば、治療の満足度や歯科医師の対応、痛みへの配慮や説明の分かりやすさなどの評価を確認することで、歯科医院の質を自分で判断しやすいです。

良い評価が多く、患者の声を大切にしている歯科医院は、信頼性が高いと考えられます。

インプラント歯科を選ぶ際に考慮するべきリスク

インプラント歯科を選ぶ際に考慮するべきリスクは、以下のとおりです。

  • 外科手術による神経や血管を損傷するリスク
  • インプラント周囲炎などの細菌感染のリスク
  • インプラントの結合失敗リスク
  • 糖尿病や高血圧などの健康状態によるリスク
  • 金属アレルギーの発症リスク
  • 喫煙による影響のリスク

ひとつずつ紹介します。

外科手術による神経や血管を損傷するリスク

インプラント手術中に、血管や神経を損傷するリスクがあります。

顎の骨の状態を正確に把握しないと、骨を貫通したり上顎洞に突き抜けたりするケースもあります。

もし十分な検査をせずに手術をおこなうと、神経麻痺や出血などの合併症を引き起こす可能性もあるため注意が必要です。

インプラント周囲炎などの細菌感染のリスク

インプラント周囲炎は、インプラント周囲の組織に炎症が起こる状態です。

歯周病を治療せずにインプラント治療をおこなうと、インプラント周囲炎を発症するリスクが高くなります。

口腔内の衛生状態が悪い場合、細菌感染のリスクが高まります。

インプラントの結合失敗リスク

インプラント治療の成功には、人工歯根と顎の骨のしっかりとした結合が欠かせません。

とくに、手術中のオーバーヒートは、骨の結合を困難にする要因となります。

オーバーヒートは、インプラント体の埋入時にドリルの過剰な摩擦などが原因となり、顎の骨が損傷・壊死してしまうことです。

細菌感染や骨の質の低下は、インプラントへの異常な力の負荷などが原因で結合が失敗するリスクがあります。

糖尿病や高血圧などの健康状態によるリスク

患者の全身の健康状態は、インプラント治療の成功に大きく影響します。

たとえば、糖尿病などの持病がある場合、術後の治癒や骨結合に悪影響をおよぼす傾向があります。

また高血圧や心臓病などの循環器系の疾患がある場合、手術中の麻酔や出血のリスクが高まるため、歯科医師とよく相談のうえで治療計画の検討が必要です。

金属アレルギーの発症リスク

インプラント治療では、チタンなどの金属製の人工歯根を使用します。

しかし、金属に対して、稀にアレルギー反応を示す患者もいます。

もし金属アレルギーが発症すると、インプラント周囲の腫れや痛み、違和感などの症状が現れるケースもあるため注意が必要です。

そのため、治療前に患者の金属アレルギーの有無を確認し、必要に応じてパッチテストなどのアレルギー検査が求められます。

金属アレルギーの発症リスクについては、下記の記事で解説しています。

詳細は「インプラントは金属アレルギーがあるとできない?治療時の注意点を解説」をご覧ください。

喫煙による影響のリスク

喫煙は、インプラント治療の成功に影響を与えるため要注意です。

とくに、タバコに含まれる有害物質が血流を悪くし、骨結合を阻害します。

また、喫煙は口腔内の細菌環境を悪化させるため、インプラント周囲炎のリスクも高めます。

もし喫煙習慣がある場合は禁煙や減煙の指導をおこなったうえで、歯科医師とよく相談し、治療計画の立案が必要です。

まとめ

インプラント歯科を選ぶポイントには、「専門医の資格を確認する」「インプラント治療以外の選択肢にも知見があるか確認する」「治療の症例や実績を確認する」などがあります。

そのため、インプラント治療後の予期せぬ合併症や問題、追加費用の発生を防ぐには、事前に選ぶポイントを踏まえてよく検討するのがおすすめです。

久喜総合歯科では「毎週月曜日、水曜日、土曜日」に、インプラントを検討している方を対象とした無料相談会を実施しております。

また、インプラントをはじめ、入れ歯や審美歯科など、患者さんの状態に適したご提案・治療をおこなっております。

もしインプラント治療のリスクを軽減しながら、安心してインプラント治療を受けたい方はぜひお気軽にご相談ください。

久喜の歯医者|久喜総合歯科

日付:  カテゴリ:ブログ

インプラントは金属アレルギーがあるとできない?治療時の注意点を解説

「インプラント治療は金属アレルギーでもできる?」

「治療後に金属アレルギーを悪化させないか不安」

「自然な素材や方法で歯の健康を回復したい」

上記の疑問をお持ちの方は、金属アレルギーがあり、金属製の素材を使ったインプラントなどの歯の治療方法に不安を感じているのではないでしょうか。

しかし、インプラント治療は、金属アレルギーがある人でも治療を受けられるケースがあります。

本記事では、「インプラント治療は金属アレルギーがあるとできないのか」と「治療時の注意点」を紹介します。

インプラント治療後に発症する可能性のある症状まで紹介しているため、ぜひ最後までご覧ください。

インプラント治療は金属アレルギーがあるとできない?

インプラントは、金属アレルギーがある人でも治療を受けられますが、事前の検査結果をもとに歯科医師と相談が必要です。

  • 金属アレルギーとは
  • インプラントと金属アレルギーの関係

それぞれ解説します。

金属アレルギーとは

金属アレルギーは、特定の金属に対する免疫系の過敏反応です。

主にニッケルやコバルト、クロムなどが原因となり、皮膚にかゆみや炎症を引き起こすケースが多いです。

具体的には、金属が汗や唾液で溶け出し、金属イオンとして体内に入ることで反応を引き起こします。

治療には、アレルギー反応を抑えるための薬物治療が含まれます。

インプラントと金属アレルギーの関係

インプラント治療は、金属アレルギーがある人でも受けられる可能性が高いです。

通常、インプラントで使用される金属は、基本的に「チタン」となります。

チタンは人の体との親和性が高く、金属アレルギーを起こしにくい素材です。

ただし、チタンアレルギーも存在するため、パッチテストなどをおこないアレルギー検査で事前に確認しておきましょう。

金属アレルギーの人がインプラント治療を受ける際の注意点

金属アレルギーの人がインプラント治療を受ける際の注意点は、以下の3つです。

  • アレルギーを事前に確認する
  • 純度の高い素材を選ぶ
  • 非金属インプラントを検討する

ひとつずつ解説します。

アレルギーを事前に確認する

インプラント治療をおこなう場合、事前に歯科医師に金属アレルギーの有無を伝えましょう。

もし金属アレルギーの疑いがある場合、必要に応じてパッチテストの実施が推奨されます。

パッチテストによって、特定の金属に対するアレルギー反応を確認できます。

純度の高い素材を選ぶ

金属アレルギーのリスクを避けるためには、できるだけ純度の高いチタンを選ぶことが重要です。

インプラント体は一般的にはチタン製ですが、合金としてほかの金属が含まれるケースもあります。

強度や耐久性が向上し、骨とインプラントの結合(オッセオインテグレーション)を促進できるため、長期的な安定性と治療の成功率の向上も期待されます。

非金属インプラントを検討する

チタンにアレルギーがある場合は、ジルコニアやセラミックなどの非金属のインプラントも検討が可能です。

ジルコニアやセラミックを使用したインプラントは、見た目の美しさや耐久性にも優れており、金属アレルギーの患者に適しています。

金属アレルギーのリスクを避けられるため、とくに金属に敏感な患者にとって、有効な代替手段となります。

インプラント治療後に発症する可能性のある症状

インプラント治療後に発症する可能性のある症状は、以下のとおりです。

  • 口腔扁平苔癬(こうくうへんぺいたいせん)による口内の痛み
  • 掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)による体のかゆみ

それぞれ解説します。

口腔扁平苔癬(こうくうへんぺいたいせん)による口内の痛み

口腔扁平苔癬は、口内に白い発疹が現れる疾患です。

舌や歯茎に炎症が起こり、場合によっては痛みやしびれをともなう場合があります。

治療は主に対症療法で、副腎皮質ステロイドを含む軟膏や、口腔内の環境を整えるための口腔ケアが推奨されます。

掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)による体のかゆみ

掌蹠膿疱症は、手のひらや足の裏に膿胞ができる病気です。

初期症状としては、小さな水ぶくれの状況から、徐々に体のかゆみが増加するケースがあります。

治療にはステロイド外用薬や抗炎症剤が用いられ、症状管理が重要です。

インプラント治療後にアレルギーを発症した場合は速やかに医療機関へ

インプラント治療後にアレルギー症状が出た場合、最初におこなうべきことはアレルギーの原因を特定するための検査です。

特定の金属が原因である場合、インプラント体を除去する場合もあります。

もしインプラント除去となった場合は、あらためて入れ歯やブリッジなどの代替治療法の検討が必要です。

まとめ

インプラントで使用される金属は一般的に「チタン製」のため、人の体との親和性が高く、金属アレルギーがある人でも治療できる可能性が高いです。

チタンは金属アレルギーを起こしにくい素材ですが、チタンアレルギーも存在するため、パッチテストなどをおこないアレルギー検査で事前に確認しておきましょう。

久喜総合歯科では「毎週月曜日、水曜日、土曜日」に、インプラントを検討している方を対象とした無料相談会を実施しております。

また、インプラントをはじめ、入れ歯や審美歯科など、患者さんの状態に適したご提案・治療をおこなっております。

もし費用負担をできるだけ軽減しながら、安心してインプラント治療を受けたい方はぜひお気軽にご相談ください。

久喜の歯医者|久喜総合歯科

日付:  カテゴリ:ブログ

インプラントで歯並びを改善できる?矯正治療との目的の違いまで解説

「インプラントで歯並びを改善できる?」

「不自然な見た目になりたくない」

「自信を持って笑顔でコミュニケーションを取れるようになりたい」

上記の疑問をお持ちの方は、歯並びが悪く感じており、自身の外見に対する不安からインプラント治療を検討しているのではないでしょうか。

通常、インプラント治療は失った歯の機能を回復するための治療法であり、事故や加齢などで歯を失った場合に適用されます。

本記事では「インプラントによる歯並びの改善について」と「矯正治療との目的の違い」を紹介します。

歯並びが与える健康への影響まで解説まで紹介しているため、ぜひ最後までご覧ください。

インプラント治療は歯並びを改善する方法ではない

結論、インプラント治療は歯並びを改善する方法ではないため、矯正治療の検討が推奨されます。

  • 歯並びの改善は「矯正治療」で可能
  • インプラント治療は外科手術が必要

それぞれ解説します。

歯並びの改善は「矯正治療」で可能

歯並びの改善をしたい場合は、矯正治療で可能です。

矯正治療は歯を適切な位置に動かし、美しい歯並びと健康的な噛み合わせを実現できます。

装置を使用して歯を徐々に移動させるため、時間はかかりますが、自然な歯並びが得られます。

インプラント治療は外科手術が必要

インプラント治療は、失った歯の代わりに人工の歯根を顎の骨に埋め込む外科手術が必要です。

インプラントは欠損歯を補う治療方法のため、適切に配置すると噛み合わせのバランスが整います。

結果として歯並びが改善されるケースもありますが、歯並び全体を改善する治療方法ではありません。

インプラント治療と矯正治療の違い

インプラント治療と矯正治療の違いを紹介します。

  • インプラント治療の目的
  • 矯正治療の目的

ひとつずつ解説します。

インプラント治療の目的

インプラント治療は、失った歯の機能を回復する治療法です。

人工の歯根を顎の骨に埋め込み、そのうえに人工の歯を装着します。

噛む力が強化されると、食事を楽しめるようになり、見た目も自然な歯と変わらない美しい口元を取り戻せます。

顎の骨を維持する効果もあり、入れ歯やブリッジと比べて安定性が高く、長期的な使用が可能です。

矯正治療の目的

矯正治療は、歯並びや噛み合わせを改善する治療法です。

矯正治療によって歯を適切な位置に動かし、美しい歯並びと健康的な噛み合わせを実現します。

また、見た目の改善や歯周病のリスク低減、発音の改善や顎関節の問題解決など、口腔全体の健康向上にもつながります。

歯並びが与える健康への影響

歯並びが与える健康への影響は、以下の5つです。

  • 虫歯や歯周病のリスクが増加する
  • 消化器系への悪影響をおよぼす
  • 頭痛・肩こりの原因になる
  • 心理的なストレスが増加する
  • 姿勢やバランスにも影響を与える

それぞれ解説します。

虫歯や歯周病のリスクが増加する

歯並びが悪いと、虫歯や歯周病のリスクの増加につながりやすいです。

たとえば、歯と歯の間に隙間ができると、食べかすが詰まりやすくなります。

また、歯ブラシが届きにくい箇所ができた場合、十分な歯磨きができません。

歯並びを改善することで歯が磨きやすくなり、口腔内の衛生状態を保ちやすくなります。

消化器系への悪影響をおよぼす

歯並びが悪い場合、前歯で食べ物を噛み切り、奥歯ですり潰す機能がうまく働かなくなるケースもあります。

もし食べ物を十分に噛み砕けないと、大きなかたまりのまま食べ物を飲み込まなければなりません。

結果的に、腸などの消化器系への負担が増加するため、歯並びの改善が推奨されます。

頭痛・肩こりの原因になる

歯並びの悪さによって顎関節に異常をきたし、頭痛や肩こりといった症状が現れる場合もあります。

また、肩や腰のゆがみにつながり、肩こりや腰痛などの不定愁訴を引き起こすケースもあるため注意が必要です。

心理的なストレスが増加する

歯並びの悪さは、見た目の問題から、自信を失わせる原因になりやすいです。

たとえば、人前で笑うのを避けるなど、社会生活に影響を与えるケースもあります。

また、噛み合わせが悪い状態での歯ぎしりも、ストレスを増加させる原因になりやすいです。

そのため、ストレスを軽減するために、歯並びの改善が必要なケースもあります。

姿勢やバランスにも影響を与える

歯並びの状態によっては、姿勢や身体のバランスにも影響を与えます。

たとえば、噛み合わせが悪い状態のままだと、顎まわりの筋肉における左右の均衡が崩れやすいです。

また、身体のバランスが乱れ、徐々に姿勢が悪くなると、顎の位置がズレる原因にもなります。

歯並びを改善することで、口腔内の健康だけでなく、身体の健康も改善できます。

インプラントと矯正を同時に治療したい場合は「矯正治療」が先

インプラントと矯正治療を同時におこないたい場合、一般的には「矯正治療」を先におこなうのが望ましいです。

基本的に、インプラントは顎の骨に固定されるため、一度埋め込むと位置を動かせません。

矯正治療で歯の位置を適切に整えたあとに、インプラントを埋入することで、より良い治療結果を得られます。

また、矯正治療はインプラントの埋入位置や治療の計画にも影響を与えるため、歯科医師とよく相談して適切な治療が求められます。

まとめ

インプラント治療は、失った歯の機能を回復するためにおこなわれる治療のため、歯並びを改善したい方は「矯正治療」が推奨されます。

インプラントと矯正には、治療の目的に違いがあるため、自身の状況を踏まえて治療方法を検討したい方は歯科医院を受診してみましょう。

久喜総合歯科では「毎週月曜日、水曜日、土曜日」に、インプラントを検討している方を対象とした無料相談会を実施しております。

また、インプラントをはじめ、入れ歯や審美歯科など、患者さんの状態に適したご提案・治療をおこなっております。

もし不自然な見た目になってしまうことが心配な方や、安心してインプラント治療を受けたい方はぜひ気軽にご相談ください。

久喜の歯医者|久喜総合歯科

日付:  カテゴリ:ブログ

インプラント治療が失敗する確率は?失敗の原因や成功ポイントまで解説

「インプラント治療が失敗する確率は?」

「信頼できる歯科医院の選び方はある?」

「失敗するリスクを最小限に抑えて安心して治療を受けたい」

上記の疑問をお持ちの方は、健康に対する責任感が高まり、治療のリスクや費用対効果が気になっているのではないでしょうか。

インプラント治療における失敗の定義は、患者に合わせた治療をおこなうため曖昧な部分もありますが、一般的には失敗率5%未満といわれています。

本記事では、「インプラント治療が失敗する確率について、失敗の原因や成功ポイント」を紹介します。

インプラント治療の失敗を防ぐための方法や治療の流れまで紹介しているため、ぜひ最後までご覧ください。

インプラント治療が失敗する確率は?

インプラント治療が失敗する確率は、一般的には5%未満といわれており、成功率も約90%以上とされています。

事実、日本口腔インプラント学会が2015年8月に実施したアンケート調査によると、「93%の方がインプラント治療に満足している」と回答しています。

ただし、インプラント治療は患者の状態や治療内容によって異なり、失敗の定義が曖昧な部分も多いです。

そのため、インプラント治療では適切な診断と治療計画の立案が求められます。

引用元:20年以上経過したインプラント患者のアンケート調査

インプラント治療が失敗する原因

インプラント治療が失敗する原因は、以下の6つです。

  • インプラント周囲炎
  • 不適切な埋入
  • 骨の質や量の不足
  • 手術技術の不備
  • メンテナンス不足
  • 患者の生活習慣

それぞれ解説します。

インプラント周囲炎

インプラント治療失敗の主な原因は、インプラント周囲炎です。

インプラント周囲における、歯肉や骨に炎症が生じる状態を指します。

インプラント周囲炎は、メンテナンス不足や不適切な口腔衛生管理が要因です。

インプラント周りは天然歯よりも細菌感染しやすく、炎症が進行すると骨吸収やインプラントの脱落を招くケースもあります。

不適切な埋入

インプラントの不適切な埋入も、治療が失敗する原因となります。

適切な位置や深さや角度で埋入されないと、骨との結合が不十分になったり、神経を損傷したりします。

骨の質や量の不足

インプラント治療の成功には、十分な量と質の骨が必要です。

骨量不足と骨質の悪さは、インプラントが適切に固定されない要因となり、治療失敗のリスクを高めます。

また、長期間の歯の欠損や歯周病などにより骨が減少している場合、骨移植などの追加処置が必要になるケースもあります。

手術技術の不備

手術技術の不備は、インプラントの固定不良や長期的な痛み、しびれなどの症状につながるため注意が必要です。

適切な位置や角度でインプラントを埋入できないと、骨との結合の不十分や神経を損傷するリスクもあります。

また、CTスキャンなどの詳細な術前検査を怠ると、動脈を損傷するリスクも高まります。

インプラント治療の成功には、歯科医師の高度な技術と経験が不可欠です。

メンテナンス不足

インプラント治療後のメンテナンス不足は、失敗の大きな原因となります。

定期的なメンテナンスは、装置の不具合や噛み合わせの悪化を早期に発見し、対処するためにも重要です。

日々の丁寧な歯磨きと定期的な歯科検診が、インプラントの長期的な成功には不可欠です。

患者の生活習慣

患者の生活習慣も、インプラント治療の成功に影響します。

とくに喫煙は血流を悪化させ、骨との結合を妨げやすいです。

また、歯ぎしりや食いしばりなどの悪習慣は、インプラントに過度な負荷をかけ、上部構造の破損やスクリューの緩みを引き起こします。

さらに、不適切な食生活や口腔衛生習慣は、インプラント周囲炎のリスクを高めるため、患者自身の適切な生活習慣の維持が求められます。

インプラント治療の失敗を防ぐための方法

インプラント治療の失敗を防ぐための方法は、以下の4つです。

  • 経験豊富な歯科医師を選ぶ
  • 最新設備が整った歯科医院を選択する
  • 治療前の健康状態を把握する
  • 生活習慣を見直す

ひとつずつ解説します。

経験豊富な歯科医師を選ぶ

インプラント治療の成功には、歯科医師の技術と経験が不可欠です。

経験豊富な歯科医師を選ぶ基準は、以下のとおりです。

  • 日本口腔インプラント学会などの専門医資格を持っている
  • 治療実績の確認する
  • 患者の口コミを確認する

経験豊富な医師は、適切な位置や角度でインプラントを埋入し、神経や動脈の損傷を避けられるため、失敗のリスクを大幅に減らせます。

患者の状態に応じた最適な治療計画を立てる能力があるため、失敗するリスクを軽減可能です。

また、現在の治療方針や診断に対して、別の専門医の意見を聞くセカンドオピニオンも推奨されます。

治療の安全性向上だけでなく、自分に最適な治療法を選択するための情報が得られます。

治療前のカウンセリングでは、リスクや不明点についてしっかりと説明を受け、質問をすることが大切です。

最新設備が整った歯科医院を選択する

最新の設備が整った歯科医院を選ぶことも、インプラント治療の成功率を高める重要な要素です。

最新設備が整った歯科医院の探し方は、以下のとおりです。

  • インプラント専門のポータルサイトから探す
  • 医院の公式サイトから探す
  • 日本口腔インプラント学会の学会認定医師を探す

CTスキャンやデジタルレントゲンなどの最新機器を使用することで、より精密な診断と治療計画が可能になります。

最新機器により、骨の量や質を正確に評価し、インプラントの最適な埋入位置を決定できます。

また、コンピューターガイドによる手術システムを導入している医院では、より精密で安全な手術が可能です。

最新設備は、治療の精度を高めるだけでなく、患者の負担も軽減します。

治療前の健康状態を把握する

インプラント治療の成功には、患者の全身状態と口腔内の健康状態の把握が重要です。

血液検査や画像診断など、治療前に詳細な検査をおこない、糖尿病などの全身疾患や喫煙習慣の有無を確認しましょう。

インプラントの失敗リスクを高める要因が早期発見できる場合もあり、必要に応じて治療前に対策を講じられます。

また、骨の量や質を評価し、不足している場合は骨移植や骨造成をおこなうことで、インプラントの安定性を高められます。

治療前の適切な準備により、インプラントの成功率の向上が可能です。

生活習慣を見直す

インプラント治療の成功には、患者自身の生活習慣の見直しも重要です。

まず、適切な口腔ケアの習慣を身につけましょう。

歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシを使用し、インプラント周囲の清潔を保つことが大切です。

また、バランスの取れた食生活を心がけ、カルシウムやビタミンDを多く含む食品を摂取することで、骨の健康を維持できます。

喫煙は治療の失敗リスクを高めるため、禁煙するなど、生活習慣の改善によってインプラント治療の長期的な成功率を高められます。

インプラント治療の流れ

インプラント治療の流れを以下にまとめました。

  • 1.カウンセリング
  • 2.検査・治療計画
  • 3.一次手術
  • 4.治癒期間
  • 5.二次手術
  • 6.最終的な装着
  • 7.定期的なフォローアップ

それぞれ解説します。

1.カウンセリング

カウンセリングは、歯科医師が患者の口腔内状態や全身の健康状態を確認し、治療の適応性を判断します。

患者は治療に対する不安や疑問を解消し、医師との信頼関係を構築する重要な機会です。

カウンセリングでは、治療の目的やメリット、デメリットや費用などについて詳しく説明を受けます。

2.検査・治療計画

詳細な口腔内検査とCT撮影をおこない、骨の状態や神経の位置を確認します。

最適なインプラントの種類、サイズ、埋入位置を決定し、治療計画の立案が可能です。

もし骨量が不足している場合は、骨移植の必要性も判断します。

治療計画は患者と共有し、同意を得てから次のステップに進みます。

3.一次手術

一次手術では、顎の骨にインプラント体(人工歯根)を埋入します。

局所麻酔下でおこなわれ、歯肉を切開し、骨にドリルで穴を開けてインプラントを埋め込みます。

手術は低速回転で注水しながらおこなうため、骨への負担を最小限に抑えることが可能です。

インプラント体を埋入後、カバースクリューを装着して縫合します。

4.治癒期間

一次手術後、インプラントと骨が結合するまでの治癒期間が必要です。

上顎で5〜6カ月、下顎で3〜4カ月程度かかります。

治癒期間中は、仮の義歯を装着して定期的な経過観察をおこない、骨との結合状態を確認します。

5.二次手術

二次手術の目的は、インプラントの安定性を確認し、人工の歯を支える土台(アバットメント)を取り付けることです。

局所麻酔下で歯肉を切開し、カバースクリューを除去してアバットメントを連結します。

インプラントが口腔内に露出し、人工歯を装着する準備が整います。

6.最終的な装着

二次手術後、歯肉の治癒を待ってから最終的な人工歯(上部構造)を製作し、装着します。

歯科技工士が患者の口腔内に合わせて精密に作製した人工歯を、アバットメントに固定します。

また、咬み合わせや見た目を確認し、必要に応じて調整が必要です。

7.定期的なフォローアップ

インプラント治療後も、定期的なメンテナンスが重要です。

3〜6カ月ごとに歯科医院を受診し、インプラント周囲の状態や咬み合わせをチェックします。

適切なケアと定期検診により、インプラントの寿命を延ばし、失敗のリスクを低減できます。

患者自身による日々の丁寧な歯磨きも、インプラントの長期的な成功には欠かせません。

インプラント治療の成功させるためのポイント

インプラント治療の成功させるためのポイントは、以下の3つです。

  • 適切な診断と治療計画を立てる
  • 術後のアフターケア
  • 定期的なメンテナンス

ひとつずつ解説します。

適切な診断と治療計画を立てる

インプラント治療の成功には、適切な診断と治療計画が不可欠です。

歯科医師は患者の口腔内状態を詳細に観察し、CTスキャンなどの最新技術を用いて骨の状態や神経の位置を確認します。

患者にとって最適なインプラントの種類やサイズ、埋入位置を決定し、自分に合った治療計画を立てましょう。

正確な診断と適切な治療計画により、インプラントの失敗リスクを低減し、成功率を高められます。

術後のアフターケア

適切なアフターケアにより、感染リスクを減らし、インプラントの安定した定着を促進できます。

インプラント手術後は、抗生物質の服用や痛み止めの使用、食事制限や適切な口腔ケアも重要です。

やわらかい歯ブラシを使用し、手術部位を避けて丁寧に歯磨きをおこなう必要があります。

また、長風呂や激しい運動は、血流を促進する行為のため避けましょう。

定期的なメンテナンス

インプラント治療後の定期的なメンテナンスにより、失敗のリスクを低減できます。

たとえば、3〜6カ月に1回の頻度で歯科医院を受診し、インプラントの状態や各部ネジの締まり具合をチェックしましょう。

また、インプラント周囲の歯周病(インプラント周囲炎)や虫歯のチェック、クリーニングも重要です。

問題を早期に発見し対処することで、インプラントの寿命を延ばせます。

まとめ

インプラント治療が失敗する確率は一般的に5%未満で、成功率も約90%以上とされています。

ただし、インプラント治療は患者の状態や治療内容によって異なるため、インプラント治療では適切な診断と治療計画の立案が重要です。

久喜総合歯科では「毎週月曜日、水曜日、土曜日」に、インプラントを検討している方を対象とした無料相談会を実施中です。

インプラントをはじめ、入れ歯や審美歯科など、患者さんの状態に適したご提案・治療をおこなっております。

もし失敗するリスクを抑えながら、安心してインプラント治療を受けたい方はぜひお気軽にご相談ください。

久喜の歯医者|久喜総合歯科

日付:  カテゴリ:ブログ

診療時間
09:30〜13:00
14:30-18:30

※ 最終受付時間は30分前となります。
※▲は最終受付16:30となっております。【 休診日 】 木曜・日曜・祝日

ご予約・ご相談はお気軽に!0480-29-3100

大宮いしはた歯科へもご相談いただけます

KUKI COMPREHENSIVE DENTAL CLINIC 久喜総合歯科

〒346-0003
埼玉県久喜市久喜中央1丁目3-22
【 久喜駅 】 西口から徒歩1分
久喜の歯医者|久喜総合歯科