インプラントより入れ歯?|比較するポイントやおすすめする人を紹介

インプラントと入れ歯について気になっていませんか?

歯を失ってしまい治療を行いたいけれど、「インプラントより入れ歯がいい」と、聞いたことがあるかもしれません。

しかし、言われるがまま、入れ歯を選ぶと「インプラント治療にすれば良かった」と後悔するかもしれません。

そのため、治療を検討している場合は、インプラントと入れ歯の比較ポイントを理解しておくべきです。

そこで今回は、以下の内容について解説します。

  • インプラントと入れ歯の比較ポイント
  • 入れ歯とインプラントの特徴
  • 費用やケアを重視するならインプラントより入れ歯
  • 総合的に将来を考えているならインプラント

この記事を読むことで、インプラントと入れ歯を比較し、自分に合った治療法を選択できるでしょう。

「インプラント治療か入れ歯に悩んでいる」「治療の選択で後悔したくない」という方は、ぜひ参考にしてください。

インプラントより入れ歯?比較する4つのポイント

インプラントまたは入れ歯を比較するポイントは、以下の4つです。

  • ①費用の負担
  • ②お手入れのしやすさ
  • ③健康面
  • ④治療期間

それぞれ詳しく解説していきます。

①費用の負担

入れ歯とインプラントの費用は以下のとおりです。

  • 入れ歯:約5,000~15,000円
  • インプラント:1本あたり約35〜40万前後

入れ歯は保険適用されるため、費用負担は3割負担となります。

一方、インプラントは、保険適用されず全額負担になるため、患者にかかる費用の負担が大きくなるでしょう。

また、インプラントは自由診療であるため、歯科医院やクリニックによって料金が異なる場合が多いです。

②お手入れのしやすさ

入れ歯は、自分で取り外せるため、市販で売られている入れ歯洗浄液で手軽にお手入れできます。

また、入れ歯専用の歯ブラシでやさしくブラッシングすると清潔に保てます。

一方、インプラントは、顎骨に人工歯根を埋め込み固定されているため、取り外しができません。

そのため、天然歯と同じように歯ブラシやフロス、歯間ブラシなどできれいに状態を保つ必要があります。

また、数ヶ月に1回は定期的な検診や口腔内のクリーニングに通うことが大切です。

③健康面

入れ歯は、外科手術が必要ないため、上記のような全身疾患を患っている人も手軽に治療可能です。

一方インプラントは、外科手術が必要になるため、身体的や精神的に大きな負担がかかります。

また、以下の疾患を患っている人は、トラブルになる可能性が高いためおすすめできません。

  • 重度の高血圧
  • 糖尿病
  • 腎臓疾患
  • 心臓疾患

④治療期間

入れ歯とインプラントの治療期間は以下の通りです。

治療名 治療期間
入れ歯 ・保険診療:約2週間〜1ヶ月

・自由診療:約2〜3ヶ月

インプラント 約6ヶ月〜1年

インプラントは、顎骨に人工歯根を埋める手術後、人工歯根と顎の骨が結合するまで個人差はありますが、約2〜6ヶ月間待たなければいけません。

結合している期間は、経過観察を受けるため追加の診察を必要とします。

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入れ歯の特徴

入れ歯の特徴をメリットとデメリットに分けて、以下の表にまとめました。

メリット デメリット
・健康状態に関係なく治療を受けられる

・保険が適用されて費用負担が少ない

・治療期間が短く手軽に作成できる

・取り外しができるためお手入れがしやすい

・心身的な負担が少ない

・見た目が不自然である

・装着に違和感がある

・寿命が短い

・周囲の歯に負担がかかる

・金具(クラスプ)が見えるため審美性が劣る

入れ歯は、人工の歯や金具(クラスプ)が見えるため、見た目に違和感を感じてしまいます。

また、寿命は一般的に約4〜5年と短いです。(人それぞれの口腔内の状態やケアの状況によって異なります。)

しかし、保険が適用されるため安い費用で済み、外科手術が無いため心身的な負担が少ないところが大きなメリットです。

インプラントの特徴

インプラントの特徴をメリットとデメリットに分けて、以下の表にまとめました。

メリット デメリット
・天然歯のように高い咬合力で咀嚼できる

・顎の骨が吸収するのを防ぎ顎の健康を守る

・審美性が優れている

・顔の印象が若返る

・発音への影響が少ない

・外れる心配がなく快適に過ごせる

・寿命が長く長持ちする

・顎の骨や顔の老化を抑える

・外科手術が必要なため身体への負担が大きい

・治療期間が長くなる

・保険が適用されず治療費が高くなる

・重度の全身疾患は治療が難しい

・骨量が足りない場合や重度の歯周病、虫歯がある人は治療が難しい

・修正の場合は1から作り直さなければいけない可能性がある

インプラントは保険が適用されないため、1本あたりの費用が数十万円と高額です。

さらに、治療する歯の本数が増えると治療費も高くなります。

また、外科手術が必要なため、身体への負担と治療期間が長くなってしまいます。

しかし、天然歯のような見た目と装着の安定感があり、ストレスを感じない機能面が大きな魅力です。

適切なメンテナンスを守れば、長期にわたって使用できます。

費用やケアを重視するならインプラントより入れ歯

費用やケアを重視するなら入れ歯がおすすめです。

  • 安い費用で治療したい人
  • お手入れのしやすさを重視する人
  • 重度な全身疾患を患っている人など

入れ歯の最大の魅力は、安い費用で治療ができることです。保険適用であるため、経済面の負担が少なくて済みます。

また、自分で取り外しができるため自宅ケアが簡単にできます。

インプラントより費用がお手頃で、手軽なケアを重視している方は、入れ歯がおすすめです。

総合的に将来を考えているならインプラント

将来を見据えて総合的に治療を考えている場合は、インプラントがおすすめです。

  • 健康面を重視している人
  • 噛み心地を重視している人
  • 見た目を気にしている人など

インプラントは、高額な治療費がかかりますが、天然歯と同等の見た目や機能が手に入ります。

また、しっかりと自宅ケアを行い、定期的な検診やクリーニングに通えれば、半永久的に使用できます。

見た目や健康、快適な機能など将来的に考えているのであれば、インプラントの方がおすすめです。

まとめ

インプラントと入れ歯には、メリットやデメリットがあります。

入れ歯は主に、費用の安さやお手入れのしやすさが最大の決め手です。

一方メリットは、天然歯と変わらない見た目や噛み心地、寿命の長さがポイントです。

総合的に検討しているのであれば、インプラント治療をおすすめします。

最も重要視しているポイントを比較して、どの治療が自分にふさわしいのかを慎重に選んでみてください。

 

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