顎関節症
(がくかんせつしょう)
とは

顎関節症とは、顎関節や周辺筋肉に問題が生じ、さまざまな不快症状を引き起こす病気の総称です。顎は入り組んだ形をしており、筋肉と関節と神経が集中しているため、どこかに異常がでると顎が痛んだり動かしにくくなったりします。顎関節症と疑われる際に、硬いものを食べたり、大きく口を開けたりすると、症状が悪化する恐れがあるので注意してください。

当院には久喜市近隣市町村だけでなく、県内全域(三郷市・上尾市・北本市・秩父市・本庄市・深谷市・行田市・毛呂山町・飯能市・さいたま市・所沢市・鶴ヶ島市・川越市・朝霞市・越谷市・鴻巣市・熊谷市等)、山形市、仙台市、千葉市、流山市、横浜市、東京都内、潮来市、水戸市、前橋市などかなりの広範囲から患者様がいらしております。また大学病院で治療が奏功しない患者様も多数来院し、皆様改善しております。

顎関節症の症状

• 顎関節を動かすと異音が聞こえる
• 口を大きく開くと痛い
• 口を閉じれなくなる
• 顔面に痛みがある
• 顔面の筋肉疲労がある
• 口を左右にうまく動かせない
• 顎が外れることがある

また、副症状として顎周辺のみではなく、耳鳴りや頭痛・肩こりと言った全身の部位に何かしらの症状が現れる場合もあります。上記の症状が現れた場合、顎関節症によるものとは限りませんが早いうちに専門医による診察を受けましょう。

顎関節症になる主な原因

顎関節症は多因子性疾患と言われています。多因子疾患とは、多数の遺伝子が作用して、生活習慣や遺伝などの要因が合わさって起こる病気のことです。因子には解剖学的要因・生理学的要因・外傷要因・咬合要因・精神的要因・行動要因といくつかの要因がありますが、この中で早期に改善が出来るのは行動要因だけです。

1. 解剖学的要因骨や筋肉、神経などの組織の異常が原因となるものを解剖学的要因
2. 生物学的要因筋力がないなどの要因
3. 外傷要因怪我などの要因
4. 咬合要因不正咬合などの要因
5. 精神的要因ストレスなどの要因
6. 行動要因生活習慣などの要因

行動要因の調査結果

• 片がみ癖：64.8%
• 不良姿勢：59.8%
• 多忙な仕事：57.7%
• TCH：50.4%

上記より顎関節症の主な行動要因としては「片がみ癖」「寝るときの姿勢」「無意識の食いしばり」「頬杖」「楽器の演奏時などの無理な姿勢」「日常生活で負担のかかる姿勢や動作」「ストレス(精神的や肉体的)」などの原因があります。複数の原因が重なったときに、顎関節症が発症します。また、当院来院患者様の80％以上の方が片がみ癖による顎関節症です。

片がみ癖は歩行・呼吸・嚥下と同様に無意識行動(自動化・ループ化・エングラムとも言う)なので患者様は無自覚ですが、長期片がみを継続することで顎関節の動きに偏り・左右差が発生してしまいます。

当院で
顎関節症治療を受ける患者様へ

久喜の歯医者｜久喜総合歯科では、より正確な診断と安全な治療を行うために、治療前にCT撮影とお口の中の動画撮影を必ず実施しております。
CT画像や動画をもとに、現在の状態を正確に把握し、最適な治療計画をご提案いたします。
何卒ご理解とご協力をお願いいたします。

当院の顎関節症治療の特徴

日本補綴歯科学会指導医
石幡一樹による治療

1. 当院の石幡院長は、歯科医師を対象とした顎関節症における治療についてのセミナーをおこなっている日本補綴歯科学会指導医です。
   顎関節症において、ほとんど全ての歯科で開け閉めの際に顎がずれる音「クリック音」の改善が出来ないとされて来ましたが、当院の石幡院長による顎関節症治療において、多くの患者さまに関節雑音の消失・改善と良好な結果を感じていただいております。
   もちろん、当日その場ですぐに治るようなものではありませんが、患者さまにリハビリの気持ちを持って努力頂くことで良い結果に繋がっております。

1. 昨年7月から今年の7月までで172名の顎関節患者を治療し、通院6回で85%の患者さんが症状が改善して、問題なくなったという結果が出ています。
   医学なのでもちろん100%ではありません。メンタルに不調を抱えている方は治療が奏功しにくい場合があることはご了承下さい。

顎関節の状態を詳しく調べるために

1. 当院では、顎関節の変形や骨の状態を確認するために、院内でCT撮影を行っています。CT画像により、骨の形態や関節の位置を立体的に把握することができます。

   「ミシッ」「コキッ」と音がする場合は
   さらに詳しく

   お口を開け閉めする際に「ミシッ」「コキッ」といった音がする場合、関節円板のずれ（関節円板転位）が疑われます。この場合には、より詳しく状態を確認するために、提携クリニック（メディカルスキャニング大宮）でのMRI撮影をおすすめしています。

   詳しくはこちら
   

治療確認の為に必ず動画撮影を
行います。

顎関節症治療のみでご来院の場合は全て自費診療になります。

• 初診時 ５万円
• 通院時 1万円/回

当院でおこなっている
主な顎関節症の治療法

機能的運動療法（ストレッチ療法）

顎周りの筋肉の緊張を和らげ、顎の動きをスムーズにする運動療法があります。
硬くなった筋肉のストレッチは血行を促進し、痛みを緩和可能です。

患者様ご自身で毎日おこなえる簡単な運動で、継続により効果を実感できます。身体に負担の少ない優しいアプローチで症状の改善を目指します。

マウスピース治療

患者様の顎関節症状の和らぐ位置に合ったオリジナルのマウスピース治療を行います。

ボツリヌストキシン治療

とくに、無意識の強い食いしばりや歯ぎしりによる顎の痛みに高い効果を発揮しやすいです。
新しい先進的な治療法で患者様のつらい症状を和らげます。

顎関節症治療の流れ

1. ご予約・カウンセリング気軽に相談できるご予約とカウンセリングから始まります。患者様の悩みや症状、治療へのご希望を丁寧にお伺いしますので、どんな些細なことでも遠慮なくお話しください。
2. 精密検査
   （レントゲン・顎運動検査など）科学的根拠にもとづいた診断をおこなうため、専門機器で客観的なデータを収集します。主にレントゲン撮影に加え、特殊な機器で顎の動きを詳細に分析します。
3. 診断と治療計画のご提案検査結果をもとに、現在の状態と最適な治療計画を分かりやすくご説明いたします。専門用語を避け、模型や資料を使い、ご理解いただけるまで丁寧にご説明いたします。
4. 治療開始ご提案した治療計画にご同意いただけましたら、治療を開始します。専門家である歯科医師が豊富な経験と知識にもとづき、責任を持って治療を進めさせて頂きます。
5. 治療期間中の定期的なフォローアップ治療中も定期的に状態を確認し、きめ細やかなサポートをおこないます。その際、治療の進行状況や症状の変化をチェックし、必要に応じて計画を微調整いたします。不安な点や疑問がございましたらいつでもご相談ください
6. メインテナンス治療後も良い状態を維持し、再発を防ぐ定期的なケアが重要です。そのため、治療で得た健康な状態を長く保つサポートを継続します。また、セルフケアの方法や生活習慣のアドバイスもおこないます。

顎関節症治療の費用

初診時に「12,000〜20,000円程度」はかかりますのでご了承ください。
このなかには、自由診療での顎関節症に対する指導代（5,000円〜1,000円）も含まれます。

なお顎の治療のみで来院される方もおりますが、一回自費で「5,000円」いただきます。クリーニングを当院でされる方が、正直費用は安くなりますのでどちらにするかご検討ください。

また治療効果の確認のため、顎の動きの動画撮影をいたしますのでその点も踏まえてご了承ください。

お気軽にご相談ください